妊娠中期に入り、人によっては徐々に苦しかったつわりから解放されるので、急に何かを始めるエネルギーが出てくるようになる。
20週も過ぎれば、胎動も感じ始め、ちゃんと赤ちゃんが定着している安心感も生まれてくる。
せっかくなので旅行とか、妊娠初期には出来なかったことをしたい、と思うが、旅行については、行くべきか迷うカップルは多いのではないだろうか。
インターネットで「妊娠 安定期 旅行」などのキーワードで検索すると、「安定期はマタ旅に行こう!」と煽る、雑誌や旅行会社の商業的なサイトと、「そんなことも我慢できないのですか?親としての自覚が無さすぎます」など否定的なコメントが多い、小町や知恵袋などのサイトに分かれている。
私は、妊娠中期の旅行が安全だと太鼓判を押すつもりはないが、安全に旅行することは可能だと思っている。統計的には、旅行をしても何のトラブルもなく旅行を終えるカップルがほとんどだろう。旅行に行っても良い、良くないと誰が言った云々の問題ではなく、リスクを負うことが夫婦二人にとってOKなのかどうか、ということに尽きる。
したがって、大切なのは、次の4点だと思う。
1. 妊娠中の旅行のリスク・危険性、起こりうる事態について把握しておく: どんなことでも、リスクと対処法を知らずに実行するほど危険なことはない。
妊娠中の旅行が通常と異なるのは、
・頻尿で、トイレが近い
・とにかく疲れやすい。頻繁な休憩と、長い睡眠時間が必要
・温泉とかは、滑って転んだりするケースが有るらしい。感染症のリスクもある
・何かの事態で病院に駆けつける必要があるかもしれない。最悪の場合、切迫早産で子供が生まれてくることがある。新生児集中治療室(NICU)が必要になるが、旅行先によっては受け入れてもらえない
2. そのリスク・危険は回避する旅行を設計する。普段より余裕を多く設け、無理は絶対にしない
3. 妊婦の状況によって違うので、かかりつけの産婦人科医にも相談しておく: これも「医者が良いと言ったからOK」とかではなく、自分たちのリスクを知り、自分たちが判断するための材料として聞くこと。
4. 二人で楽しむのが目的なんだから、最後は夫婦で相談し、二人にとって良いと思う結論を: 夫婦で楽しむために旅行をするのであり、二人にとって「これなら良い」と思える落とし所を探すのが一番大切だと思う。どちらかが「どうしてもこれをしたいから」と言って、片方が不安や心配をしながら旅行するのは健全ではない。特に上に書いた切迫早産でNICUが必要になるとかのリスクを二人で受け止める覚悟があるかは、ちゃんと話し合っておくべき。
私達の場合は、二人で話し合って、つぎの決まりを作って2回ほど旅行した。
・(ふたりとも土日しか休みがなかったので)国内一泊旅行で、ゆっくり出来る場所に限定→温泉!
・温泉は部屋についてるところ。せっかく夫婦二人の旅行なので、二人でゆっくりしたいし、「滑って転ぶ」などが怖かったので
・メジャーな温泉地または地方都市に限定。病院の目処は立てておく。秘湯とか奥まったところには行かない
・電車で行く場合は乗り継ぎが少ない行き方。グリーン車があれば使う。車は40分運転・20分休憩で余裕を持って旅程を組む
その結果、こんなところに行きました。
伊豆旅行
9月中旬、妊娠15週の頃。
個室で露天風呂がついてるところに限定して、そんなに高くないメジャーな温泉地で探して、伊豆の旅館へ。
新幹線と伊豆急行の乗り継ぎで行きました。
風呂→夕食→風呂→寝る→風呂で日の出を見る→寝る→風呂→朝食→風呂→チェックアウト
という感じで、食事と風呂しか活動していなかった気が・・・
この頃、ふたりとも平日は仕事で忙しかったので、ゆっくり出来ました。
唯一やった活動が、日の出の時間に起床して、日の出を見ながら風呂にはいること。
日が昇るのが早くて、すぐにこんな景色になってしまいます。
その後は朝食。伊豆だけにお魚いっぱいでした。
帰りは伊豆のテディーベアミュージアムによりました。
大洗旅行
妊娠19週の頃。10月下旬でした。
Facebookで友人が大洗に行っていたのを見て影響を受けたのと、某アニメの影響で大洗の温泉旅館へ。
夫はペーパーで、私のほうが運転経験も長く慣れているので、私が運転。
普段では考えられない程に疲れることに驚き。本当に休み休みじゃないと高速を集中して運転できない。
夫の要請で40分走って20分休憩という予定を立てており、私はトイレの問題もあるので受け入れつつ、内心「そんなに必要ないだろう~」と高をくくっていましたが、必要でした。夫の先見の明に感謝。
常磐道のメジャーな休憩所には全て止まった感じです。自分で必要だと思う以上に休んで、安全第一に。
私は車の運転が大好きですが、この旅行を機に、妊娠中はもう車の運転はいいや・・と思いましたね。
あと夫もこの旅行を機に、ペーパードライバー講習に通い始めました。
二人で泊まるには広すぎるくらいの旅館。ゆっくりしました。
そして恒例となった部屋風呂からの初日の出。
この時も、旅館では食事と風呂を繰り返す以外はやらなかった・・。
食事の場所は、海が見える気持ち良い場所。
そして、やっぱりお魚いっぱいでした。大洗は漁港が有名ですものね。
午後は某アニメの聖地を色々尋ねた後、ひたち海浜公園にコキアを見に行きました。
私の場合、高齢初産だし、病院が見つからないリスクを考えると怖く、海外は考えなかったな。。
行くなら行き慣れてるし、住んでいたこともあるアメリカ西海岸(ナパバレー)と思いましたが、別に今リスク取って行かなくても良いかな、と思ってました。お酒飲めないから楽しみ半減だしね。
一方、奥さんが過去に国際線CAだった友人夫妻は普通に海外旅行していました。奥さんが飛行機の経験豊富なだけでなく、旦那さんも海外で色々ネットワークが有る人なので、緊急の対処法などわかっていたのだと思います。自分たちが経験豊富で、明確にリスクとその対処法を分かっているなら、海外行ってもいいかと思います。
でも、初めての海外旅行とか、初めての国とかはリスクが図りにくく、私は絶対におすすめしませんが。
私は、安定期に仕事で2回ほど飛行機で国内出張をしましたが、久しぶりにつわりのような症状が出て気分が悪くなりました。
海外だと最低3時間は飛行機にのることを考えると、行かなくて正解だったと後で思いました。
どうしても沖縄などの遠いところや、海外旅行に行きたいという人は、まずは国内短距離で飛行機に乗って、自分がどんな気分になるか試してみれば良いと思います。
国内で、かつ一泊旅行しかしなかったけれど、いい思い出は出来るので、さっきも書いたとおり、夫婦でリスクについて相談して、二人が心配や不安なく、楽しめる場所に行って最大限楽しめば良いのでは、と思います。
一応、最近のマタ旅ブームに警鐘を鳴らしている記事も貼っておきますので、判断の参考にして下さい。
・ 「救急受診の4割が安定期-妊婦の旅行に警鐘」 宋美玄のママライフ実況中継
・ 「マタ旅」~妊娠中の旅行の危険性【「安定期」の嘘】 Naverまとめ
20週も過ぎれば、胎動も感じ始め、ちゃんと赤ちゃんが定着している安心感も生まれてくる。
せっかくなので旅行とか、妊娠初期には出来なかったことをしたい、と思うが、旅行については、行くべきか迷うカップルは多いのではないだろうか。
インターネットで「妊娠 安定期 旅行」などのキーワードで検索すると、「安定期はマタ旅に行こう!」と煽る、雑誌や旅行会社の商業的なサイトと、「そんなことも我慢できないのですか?親としての自覚が無さすぎます」など否定的なコメントが多い、小町や知恵袋などのサイトに分かれている。
私は、妊娠中期の旅行が安全だと太鼓判を押すつもりはないが、安全に旅行することは可能だと思っている。統計的には、旅行をしても何のトラブルもなく旅行を終えるカップルがほとんどだろう。旅行に行っても良い、良くないと誰が言った云々の問題ではなく、リスクを負うことが夫婦二人にとってOKなのかどうか、ということに尽きる。
したがって、大切なのは、次の4点だと思う。
1. 妊娠中の旅行のリスク・危険性、起こりうる事態について把握しておく: どんなことでも、リスクと対処法を知らずに実行するほど危険なことはない。
妊娠中の旅行が通常と異なるのは、
・頻尿で、トイレが近い
・とにかく疲れやすい。頻繁な休憩と、長い睡眠時間が必要
・温泉とかは、滑って転んだりするケースが有るらしい。感染症のリスクもある
・何かの事態で病院に駆けつける必要があるかもしれない。最悪の場合、切迫早産で子供が生まれてくることがある。新生児集中治療室(NICU)が必要になるが、旅行先によっては受け入れてもらえない
2. そのリスク・危険は回避する旅行を設計する。普段より余裕を多く設け、無理は絶対にしない
3. 妊婦の状況によって違うので、かかりつけの産婦人科医にも相談しておく: これも「医者が良いと言ったからOK」とかではなく、自分たちのリスクを知り、自分たちが判断するための材料として聞くこと。
4. 二人で楽しむのが目的なんだから、最後は夫婦で相談し、二人にとって良いと思う結論を: 夫婦で楽しむために旅行をするのであり、二人にとって「これなら良い」と思える落とし所を探すのが一番大切だと思う。どちらかが「どうしてもこれをしたいから」と言って、片方が不安や心配をしながら旅行するのは健全ではない。特に上に書いた切迫早産でNICUが必要になるとかのリスクを二人で受け止める覚悟があるかは、ちゃんと話し合っておくべき。
私達の場合は、二人で話し合って、つぎの決まりを作って2回ほど旅行した。
・(ふたりとも土日しか休みがなかったので)国内一泊旅行で、ゆっくり出来る場所に限定→温泉!
・温泉は部屋についてるところ。せっかく夫婦二人の旅行なので、二人でゆっくりしたいし、「滑って転ぶ」などが怖かったので
・メジャーな温泉地または地方都市に限定。病院の目処は立てておく。秘湯とか奥まったところには行かない
・電車で行く場合は乗り継ぎが少ない行き方。グリーン車があれば使う。車は40分運転・20分休憩で余裕を持って旅程を組む
その結果、こんなところに行きました。
伊豆旅行
9月中旬、妊娠15週の頃。
個室で露天風呂がついてるところに限定して、そんなに高くないメジャーな温泉地で探して、伊豆の旅館へ。
新幹線と伊豆急行の乗り継ぎで行きました。
風呂→夕食→風呂→寝る→風呂で日の出を見る→寝る→風呂→朝食→風呂→チェックアウト
という感じで、食事と風呂しか活動していなかった気が・・・
この頃、ふたりとも平日は仕事で忙しかったので、ゆっくり出来ました。
唯一やった活動が、日の出の時間に起床して、日の出を見ながら風呂にはいること。
日が昇るのが早くて、すぐにこんな景色になってしまいます。
その後は朝食。伊豆だけにお魚いっぱいでした。
帰りは伊豆のテディーベアミュージアムによりました。
大洗旅行
妊娠19週の頃。10月下旬でした。
Facebookで友人が大洗に行っていたのを見て影響を受けたのと、某アニメの影響で大洗の温泉旅館へ。
夫はペーパーで、私のほうが運転経験も長く慣れているので、私が運転。
普段では考えられない程に疲れることに驚き。本当に休み休みじゃないと高速を集中して運転できない。
夫の要請で40分走って20分休憩という予定を立てており、私はトイレの問題もあるので受け入れつつ、内心「そんなに必要ないだろう~」と高をくくっていましたが、必要でした。夫の先見の明に感謝。
常磐道のメジャーな休憩所には全て止まった感じです。自分で必要だと思う以上に休んで、安全第一に。
私は車の運転が大好きですが、この旅行を機に、妊娠中はもう車の運転はいいや・・と思いましたね。
あと夫もこの旅行を機に、ペーパードライバー講習に通い始めました。
二人で泊まるには広すぎるくらいの旅館。ゆっくりしました。
そして恒例となった部屋風呂からの初日の出。
この時も、旅館では食事と風呂を繰り返す以外はやらなかった・・。
食事の場所は、海が見える気持ち良い場所。
そして、やっぱりお魚いっぱいでした。大洗は漁港が有名ですものね。
午後は某アニメの聖地を色々尋ねた後、ひたち海浜公園にコキアを見に行きました。
私の場合、高齢初産だし、病院が見つからないリスクを考えると怖く、海外は考えなかったな。。
行くなら行き慣れてるし、住んでいたこともあるアメリカ西海岸(ナパバレー)と思いましたが、別に今リスク取って行かなくても良いかな、と思ってました。お酒飲めないから楽しみ半減だしね。
一方、奥さんが過去に国際線CAだった友人夫妻は普通に海外旅行していました。奥さんが飛行機の経験豊富なだけでなく、旦那さんも海外で色々ネットワークが有る人なので、緊急の対処法などわかっていたのだと思います。自分たちが経験豊富で、明確にリスクとその対処法を分かっているなら、海外行ってもいいかと思います。
でも、初めての海外旅行とか、初めての国とかはリスクが図りにくく、私は絶対におすすめしませんが。
私は、安定期に仕事で2回ほど飛行機で国内出張をしましたが、久しぶりにつわりのような症状が出て気分が悪くなりました。
海外だと最低3時間は飛行機にのることを考えると、行かなくて正解だったと後で思いました。
どうしても沖縄などの遠いところや、海外旅行に行きたいという人は、まずは国内短距離で飛行機に乗って、自分がどんな気分になるか試してみれば良いと思います。
国内で、かつ一泊旅行しかしなかったけれど、いい思い出は出来るので、さっきも書いたとおり、夫婦でリスクについて相談して、二人が心配や不安なく、楽しめる場所に行って最大限楽しめば良いのでは、と思います。
一応、最近のマタ旅ブームに警鐘を鳴らしている記事も貼っておきますので、判断の参考にして下さい。
・ 「救急受診の4割が安定期-妊婦の旅行に警鐘」 宋美玄のママライフ実況中継
・ 「マタ旅」~妊娠中の旅行の危険性【「安定期」の嘘】 Naverまとめ