Lilacの妊娠・出産・育児ノート

キャリア志向の強い女性や、仕事で既に責任ある立場にあったりする女性向けの妊娠・出産・育児ブログ。 妊娠したときのTips集、キャリアと妊娠・育児を取り巻く論点、女性リーダーシップと子育ての両立、日本と海外の状況比較、今は仕事に没頭中だけどいずれは子供も欲しいと思う若い女性向けのメッセージなど、様々な話題をお届けします

-妊娠初期 (~15週)

妊娠中の海外出張その1ー妊娠7週@香港

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妊娠中、海外出張をどうするかは迷う方が多いと思います。
前回の妊娠では海外出張は最後まで避けた私ですが、今回の妊娠では3回の海外出張をこなしてしまいました。

そして、現在妊娠30週でもう一つ海外出張を入れようと画策していたところ、昨日の検診で、海外出張に初のドクターストップを頂き、だいぶ凹みました(もう回復しましたが)。
飛行機でたった2時間程度の某国なので大丈夫かな、と思って先生に診て頂いたところ、ハッキリとダメが出てしまいました。

私の主治医は、安静にしろ、なんて簡単には言わない先生です。
前回の妊娠でも「仕事しながら産気づくくらいが良いんですよ~」なんて出産直前まで仰っており、
今回のもつい一ヶ月前の海外出張までは「問題無いですよ~、気をつけて行ってきて下さい」なんて仰っていました。
それなのに昨日は、内診の後「う~ん、ちょっと余裕がある状態とは言えないですね。何かあったら子宮口が開いてしまう可能性があります。今回はダメです~」って仰るんですもの。
それはそれは重く受け止めました。
「別に家で安静に、ということではなく、国内で仕事している分には問題ありませんよ。
国内出張だったら、頑張ってくださいね~と思いますが、海外だと何があるか分かりませんからダメです」とのことです。

30週なので、当然といえば当然ですが、いざ、ハッキリダメと言われてしまうと落ち込むものですね。
出張前にそういう状況だと分かって良かった、と安心すべきところでしょうが、気持ちとしては落ち込みます。
でも幸い、別の同僚が代わりに行ってくれることが先ほど決まり、やっとホッとしたところです。

こんな話を読むと「え~、そんな時期まで海外出張するなんて信じられない…」と思う人もいるかと思います。
私も、最初の妊娠の時はその派でした。
妊娠初期など、国内出張ですら控えており、信頼できる後輩に、全ての出張案件をお願いしておりました。(その結果、後輩たちと良い信頼関係が築ける、という副産物があったのは以前書いたとおり)

が、今回の妊娠では、2回めで慣れがあるからか、既に3回も海外出張をしてしまっています。
やってみて、初めて経験する辛さもあり、知っていくのと、知らないで行くのはだいぶ違うだろう、と思い、記事に書いてみようと思いました。
というわけで、今回から3回分は、私が経験した妊娠中の海外出張についてです。

1回目は妊娠初期、7週での香港出張の話から。

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■海外出張の許可をもらいに産婦人科初診

今回の妊娠は、つわりの自覚症状が出たのがとても早く、まだ生理予定日前の3週ころからなんか気持ちが悪い。
で、妊娠検査薬を買ってきて調べたところ、陽性反応が出ました。

とはいえ、妊娠6週くらいにならないと胎嚢も見えず、
産婦人科に行っても時間とお金(8,000円くらい)がかかるだけでムダ足になることは、前の妊娠の経験から分かってます。
それで、陽性が出てから3週間くらいは、3日に一回妊娠検査薬で様子を見て、妊娠継続しているかを確認するだけにとどめていました。
つわりは続いていて、動くものに乗ると気分が悪くなる、食欲ない、という状況は続いていました。

そんな中で、会社の国際会議で香港に行く必要が突然出てきて、流石に事前に産婦人科に行くべきか、と思い、6週くらいに主治医ではなく、近所の産婦人科に行ってみました。

胎嚢らしきものが見え、とりあえず子宮外妊娠の可能性が否定された程度で、
「でも、6週なのにこの程度の大きさだと、今回は育たず流産の可能性もありますね」という、変に不安になるコメントと、海外出張のOKだけ頂いて帰ってきました。

飛行機にのる準備としては、寒くならないよう機内で着る防寒着、出血などがあった時用の生理ナプキン、もらっていれば母子手帳は忘れずに。

海外出張をするかどうかは、妊娠中は自己判断せず、一応つねに医者には確認して意見を頂くのが良いと思っています。
心拍確認前なら重くない流産(重い生理くらい)程度ですみますが、
流産も週数が進むとタダ事では済まなくなり、病院に行かなくてはならなくなりますので、そのあたりの加減を理解した上で、出張の是非を決める必要があります。
また、飛行機に乗ることが流産につながるかどうか、というのもきちんと確認しておいたほうが良いでしょう。
 
■妊娠初期の飛行機は、つわりが軽い人でもひどくなることも覚悟で

実際の香港フライトは、妊娠7週でした。
木曜夕方に出て1泊し、金曜の深夜便で帰ってくるというプランで、結構忙しい出張です。

前回は妊娠初期は国内出張すら避けていた私ですが、実は比較的つわり自体は軽い方ではあり、今回は勝手もわかってるし何とかなるかな~、と見くびっていました。
ところが、機内でとても気分が悪くなり、気持ちの悪さを耐えるので大変でした。

チェックインでは、一応妊娠していることは伝え、運良く空いている便だったので、
エコノミーですが、隣に乗客がいない前の方の席を案内して頂けました。
便の空席状況にもよりますが、妊娠していることを伝えると、それなりに配慮はして頂けますので、伝える方が良いです。
あと、融通を効かせてもらいやすいよう、余裕を持っていつもより早めに到着するように空港に向かいましょう。

飛行機が離陸し、気圧が低くなってきた頃から、だんだん気分が悪くなりました。
気圧の変化など、普段は耳でしか感じない程度ですが、妊娠中は敏感なのかもしれません。

映画でも見て気分を紛らわそうと思い、まだ見ていなかったスター・ウォーズ Episode 7を発見し、見始めました。
気分はどんどん悪くなり、お水をちびちび飲んでみたり、誰もいない隣の席に横たわってみたり。
エチケット袋を取り出して、いつ吐いても良いように、準備だけはしておきました。
そのうち映画も見終わってしまったので、サラメシとか気が紛れるようなビデオ系を探して見続け、何とか気持ち悪いのを耐えに耐え、やっと到着。

とはいえ、香港までのフライトはたった4時間なのと、、
気分が悪いのが辛いだけで、妊娠継続そのものに影響があるわけではないので、そこは安心しながら、ただただ気分の悪いのを耐えました。

着陸すると、蒸し暑い香港でしたが、あれだけ気分が悪かったのがウソのよう。
夜風に当たりながら、気持よくホテルを目指しました。

個人差があるので、すべての人が妊娠初期は気分が悪くなるわけではないと思います。
つわりが重すぎて、仕事継続すら大変、飛行機なんて考えられないという人もいる一方、飛行機に乗っても何も感じない人もいるでしょう。
妊娠初期でも、飛行機に乗り続けているCAの方もたくさんいらっしゃいます。
普段つわりが軽い人でも重いつわりの人のように気分が悪くなることもある、という私のような例もあるので、参考までに。

■ 出張中は余裕を持ったスケジュールで、うまく休息を取りながら仕事を

出張中は、色々と予定が入り忙しくなりがちですが、最低限必要なものを見極めて、出来るだけ休息を取れるスケジュールにするのが良いと思います。

今回の私の出張は社内の国際会議で、私は午前中に出番があったので、それだけ出席。
ランチでは色んな人と一緒に取って交流し、午後のプログラムは自分にとって余り重要ではなかったので飛ばしてホテルの部屋で休息をとっていました。
夜もフライトが遅い人は皆で集まってディナー、というイベントがあったのですが、一人でゆっくりしたかったので参加せず、一人ご飯を食べに行きました。

■ 帰りの夜行便は寝てしまったので、結構平気でした…

時間に余裕があるなら、夜行便は疲れるので出来るだけ乗らず、翌朝の便で帰るようなスケジュールにするのが良いと思います。
私の場合、今回の出張中は主人がひとりで娘の面倒を見ていたのですが、土曜は用事があるとのことだったので、それに間に合うよう早く帰るため、夜行便を使いました。

結果ですが、夜行便のほうが、寝られたので、行きの機内のように気分の悪さを耐え続ける地獄の4時間にはならずに済みました。

■ まとめ

以上、妊娠初期の海外出張経験です。まとめるとこんな感じ。
  • 妊娠初期は、流産の可能性が常にあるため(通常でも2-3割は流産すると言われています)、事前に医師に診断してもらい、出張の可否は一応確認すること。
    飛行機に乗ることが妊娠状況に影響することも人によってはあるし、そうでなくても週数が進んだ状態で稽留流産などになると、海外ではけっこう大変だから、という理由です
  • 持ち物としては、飛行機の中の防寒着、生理用ナプキンを忘れないように。飛行機の中で冷えるとつわりがひどくなることがあります
  • 空港には早めに到着し、妊娠していることを告げること。状況によっては配慮してくれます
  • 飛行機の中でつわりが悪化することも。エチケット袋などを準備し、お水をたくさんのみましょう
  • 夜行便は避けられるなら避け、出張中は余裕を持ったスケジュールを!

妊娠・授乳中のおかしな食事制限

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妊娠中、そして授乳中の現在、辟易とするのが、妊婦や授乳婦に対する禁忌の多さ。
ただでさえ、妊娠や育児で大変な生活を送って、お酒など当然のように我慢しなくてはならないものも多くある中、あれもダメ、これもダメと周囲に言われると、ストレスが溜まる。
妊婦向け雑誌などにも、「XXは食べないほうが望ましい」という食材が数十種類も載っており、いったい何を食べればよいのか、と思う。

そういう周囲の人達が言う禁忌には、特に科学的根拠のない都市伝説も多く、常識で考えれば「そんなわけないやろ!」と思うものも多い。
中には従った方が良い物もあるが、常識で考えておかしいものについては、さらっと受け流すべき。
ましてや食べてから「XXを食べてしまった・・」と激しく後悔するなら、忘れて前向きに生きたほうが胎児のためにも良いと思う。

この記事では、妊娠中や授乳中に私が実際に出会ったおかしな食事制限と、そもそも妊婦や授乳婦への制約が多いことってどうなのか、について書く。

妊娠中の禁忌-酒とカフェイン以外は、普通にバランスよく

妊娠中は、母親の血液が胎児に直結しているのだから、禁忌がある程度多いのは仕方がない。
例えばアルコールやカフェイン等は避けたほうが良いし、有機水銀が含まれる大型魚は多く食べ過ぎないほうが良いのは確かだ。
でも、今まで普通に食べていた普通の食べ物を制限しすぎるのはどうなのかと、思っている。

例えばゴーヤ。
苦味の成分である「キニーネ」が流産を引き起こす可能性があるからダメ、と妊婦向け雑誌にも書いてある。
ゴーヤがダメなら、沖縄の人はどうなるのか。
実際、沖縄ではゴーヤは毎食よく食べられていて、当然妊婦さんも食べているわけだが、沖縄の流産率が全国で際立って高いわけではない。
むしろ、ゴーヤはビタミン豊富な食材で、夏バテ解消にも役立つ。
もしゴーヤが好きな人で、周囲にダメと言われたら、「沖縄では妊婦も普通に食べているらしいよ」と言えばよろし。

また、ナスやトマトは体を冷やすから良くない、という話があるが、これも疑問噴出だ。
確かに「秋ナスは嫁に食わすな」などとは昔から言われるが、それって科学的根拠あるのか。
トマトがダメ、と言われたら、イタリア人の妊婦は一体どうすればよいのか。
そんなことよりも、普通に水や牛乳を常温で飲むほうが、体を冷やさないのには役立つのではないか、など。

カレーは香辛料の刺激が多いので良くない、というがインド人はどうすればよいのか・・・
辛いものはできるだけ避けろ、というがタイ人や韓国人は・・・
などなど、あげるとキリがないほど、妊婦への食事制限は出てくる。

妊娠中に普段と違うものを無理して食べる必要はないし、多く食べ過ぎる必要はない。
ゴーヤを普段食べていないなら、わざわざ食べる必要はないし、逆に食べていたが、つわりで食べられなくなるならやめれば良い。
カレーも普段食べていて好きなものであれば、インド人と同じで、別に制限する必要はないだろう、と思っている。

私の場合、妊娠中は生ものだけは極力避けるようにはしていた。
特に生貝など、ノロに当たっても抗生物質も飲めないから、自分が苦しむだけなので、という理由。
野菜に関しては、上記のように「それを禁止したら、XX地域、XX国の人はどうするのか」と思っていて一切従わなかった。
うなぎや寿司は好物だが、あんまり食べ過ぎても仕方ないので、週一回以下にとどめ普通に楽しんでいた。

制限が好きな人、制限を受けても特にストレスを感じない人や、もともと偏食の人は、周囲のアドバイスに従っても良いだろうが、普段から食べている栄養がある食べ物を急に制限して、ストレスがたまったり、栄養に偏りが生じたりしたら、本末転倒だと思っている。

乳腺炎に関する食事制限は都市伝説か

出産して、「ああ、もう好きなモノが食べられるんだ」と思ったら、ところがどっこい。
母乳育児をしている人には、びっくりするほど色々な食事制限を言われるようになる。

私自身、現在母乳育児をしていて、周囲から「パンやピザなど小麦粉が多い食事を摂ると乳腺炎になる。米中心の生活をすべき」「お菓子を食べ過ぎると乳腺炎になる」「チーズなどの乳製品を食べ過ぎると乳腺炎になる」などと言われ、驚いている。

授乳中は、母親が食べたものが母乳に影響するから、栄養バランスのとれた食事をするに越したことはないが、特に乳腺炎関係には科学的に無根拠なものが多い。

何故、パンやピザがダメなのか。イタリア人やフランス人は授乳中何を食べればよいのか。
小麦粉の多くはデンプンで、グルテンというタンパク質も含まれる。
デンプンの部分は、消化されれば米と変わらない。グルテンはタンパク質なので、消化されればアミノ酸になる。
そう考えれば、小麦粉が乳腺炎に悪いというのは、タンパク質やデンプンがダメと言われるのと同じであり、普通に考えて、おかしな話だと思う。

食事に関しては、アレルギーがそうであるように、人によっては体質に合う合わないがあるので一概には言えない。だから、乳製品や小麦粉を食べると全ての人が乳腺炎になるかのような言い方・書き方を止めるべきだろう。
(逆に、すべての人にとって乳製品や小麦粉が絶対に大丈夫ということもない。日本人は遺伝的に乳糖を分解できない体質の人がおり、乳製品を飲むとお腹を壊すひとがいるし、小麦アレルギーもあるから、何らかの理由で乳腺炎につながることはありうるだろう)

授乳中の食事制限に対しては、次のような記事もある。

実は関係なかった!乳腺炎と食事制限-NAVERまとめ

乳製品で乳腺炎?おっぱい都市伝説2-宋美玄のママライフ実況中継

これらの記事の趣旨は、乳腺炎は、摂る食事よりも、作られた乳がちゃんと消費されていないことで生じるということ。
したがって対処法は、食べたいピザや牛乳を我慢するのではなく、乳が溜まり過ぎないよう、赤ちゃんにすってもらうこと、吸ってもらえず硬くなった箇所はマッサージして、搾乳をしたりして外にだすことだ、という。

お菓子や牛乳がダメと言われやすいのは、これらの食材がカロリーが高く、脂肪分が多いので、乳が多く生産されてしまう、そうすると乳の量が赤ちゃんが飲む量より増えてしまうので、たまってしまいやすい、ということだろう。
小麦粉系の食事は消化が早いので、血糖値が上がりやすいことも、トラブルと関係があるかもしれないと思っている。この辺りは、もう少し研究が進めばよいのだが。

そもそも妊婦や授乳婦への制約って多すぎないか

妊婦に対しては、食事制限だけでなく、「働き過ぎたらダメ」「運動し過ぎたらダメ」など本当に制約が多い。
それは「妊婦の体を思って」だというが、本当にそうか。
因果関係がわからないことが多い中、「疑わしきは罰する」考え方で、妊婦や授乳婦ばかりに多くの制約を背負わされている気がして、腑に落ちないことが多い。

まず、ネット上の記事。
相関関係を因果関係に置き換えて、もっともらしく書いているものが多く、結果として制約を無駄に増やしているものが多いと思う。例えばこんな記事。
仕事で長時間の立ち仕事をしている場合、週に25時間以上立ち仕事をすると、赤ちゃんの頭の大きさ(頭囲)が約3%小さく生まれてくる傾向があるようです。

赤ちゃんの頭が小さいと、脳や認知機能の発達に影響がある可能性が出てきます。
妊娠後期まで仕事を続けるあなたへ。プレママの現状 
立ち仕事をしていることと、赤ちゃんの頭囲が小さく産まれることは相関関係であって、因果関係ではない。
恐らく、立ち仕事をしていると、正規産であっても早く産まれる傾向があるのではないか。
そのため、頭囲が小さくなる可能性が考えられる。別に、立ち仕事をしていると頭囲が小さくなるわけではないだろう。

そして、頭囲が小さいと、脳や認知機能の発達に影響すると書いてあるが、これは恐らく因果関係が逆であろう。脳の発達に問題があると、頭囲が小さくなる傾向があるのではないか。

結果として、繋がらない因果関係を無理やりつなげて、立ち仕事が胎児の脳の発達に良くないかのような印象を与える記事を作り上げている。

たまたまこの記事を見つけたので取り上げたが、この手の因果関係と相関関係の混同をした上、「どうするかはあなたの勝手ですが、影響は出るかもよ」と脅して、実質行動を制約するような記事がネット上には溢れている。

また、因果関係が仮にあったとしても、因果関係を考えても仕方がないことも多い。
こんな記事がある。

赤ちゃんの生まれつきの病気は母親が妊娠中にしたことのせい?-宋美玄オフィシャルブログ

彼女が記事中に書いているように、赤ちゃんが病気のとき、「母親のせいだ」など誰のせいか考えるよりは、病気をどう治療するか、どう幸せに生きるか、前向きに考えたほうがずっと良いに決まっている。

私のヨガの先生は、「妊婦は病人ではありません」と言って、お腹に負担がかかる運動以外は、普通に体を動かしていた。
産婦人科の先生は「本当は産休など取らず、出産前日まで働いていたほうが安産になるんです」と言っていた。

体調が悪いのに無理する必要はないが、普段やっていて、普通にできる事を制限しすぎたり、ましてやそのせいで赤ちゃんに異常が出るなどと脅すのはおかしな話だ。
自分の体調と、かかりつけ医と相談をしながら、出来ること、やりたいことはやっていくのが良いのではないだろうか。

妊娠したことを職場でいつ伝えるべきか

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皆様、ゴールデンウィークはいかがお過ごしでしたか? 

私は、夫も長い休みだったので、前半は二人で一緒に赤ちゃんと遊ぶ、ベビーカーやらを買いに行くなど、赤ちゃん関係に専念。
後半は完全に風邪を引いてしまい、結局ブログを書いたりなど文化的活動は何もせず過ごしてしまいました(汗)
やっと風邪も治り、日中は私と赤ちゃんだけ、という日々が戻ってきたので、また少しずつ書き始めているところです。

外では台風が猛威を振るっていますが、この記事がアップされる頃には、台風一過、30度を超える真夏日となっているはず。

さて、妊娠したことをいつ職場等で公表するか、というのは妊婦にとっては悩ましい課題。
特に最初の妊娠の時はいつ話すか、誰に話すかは非常に悩むだろう。

余り早く話しすぎると、流産したときなどが怖い。噂になってしまい、その後「おめでとう」を否定して回るなど想像するとと、相手にも悪いし、自分自身が傷つくだろう、と思ってしまう。
かといって、一番わかってほしいのは、つわりがピークになり、仕事に支障をきたしかねない時なので、早く伝えたい。
出生前診断などを検討している人は、その結果が出るまで周囲には話しにくい、というのもあるだろう。

また、誰に先に伝え、誰には後に伝えるのか、というのも迷うところだと思う。

伝える時期は、一般には次の4つくらいに分類できるでしょう。

1) 妊娠6~8週(2ヶ月) 妊娠が判明・確定した時。一般的には親などに伝えるのと同じタイミング。
2) 妊娠8~11週(3ヶ月) つわりピークとなる頃
3) 妊娠12週以降(4ヶ月) おなかも目立ち始め、服装などが変わる頃 。出生前診断の結果も出始めるのもこの頃。
4) 妊娠16週以降(5ヶ月) いわゆる安定期以降

また、職場で伝えるべき相手というと、次のような方々でしょうか?
・ 直属の上司、信頼しているメンター・サポーター
・ チームメンバー、部下やアシスタントなど、一緒に働いているメンバー
・ その他の社内の人々
・ 顧客、取引先など外部でお世話になっている方々

私の場合、メンター・サポーターと直属の上司には1)の妊娠発覚後に伝えた。一方、噂になってしまうのが怖く、チームメンバーなどの若手に伝えるタイミングを掴めずに、3)の時期までずるずると伝えずにいた事を今でも後悔してる。後で書くが、上司と一緒に働く部下などのメンバーにはせめて2)のタイミングまでに伝えるのが良いと考えている。

1. 伝える順番は大切。直属の上司より、自分のメンター・サポーターとなる人に最初に伝えるべき

以前の記事で書いたが、会社組織の中で、自分のために便宜を計ってくれたり、仕事の機会を与えてくれたり、昇進を助けてくれるような上司はメンター、サポーターなどと呼び、キャリア構築上でも、単に仕事を楽しくやるという意味でも、非常に重要な存在だ。

女性のキャリア構築で重要になる「メンター」にまつわる10個の誤解-Lilacの妊娠・出産・育児ノート

この、メンター・サポーターに、一番最初に伝えるのはとても大切だと思う。

ついつい、一緒に働いている人や直属の上司などに先に伝えがちだが、メンター・サポーターが、これらの人々から漏れ聞いたとき、「ふーん、自分は聞いていないんだけど・・・」「直属の上司のほうが大切なのかねぇ」などと思ってしまって良いことはない。
もちろん、全く気にしない、という人も多いとは思うが、気にする人もいる。
こういう話は、伝える順番は、あなたにとって大切な順番を相手に伝えることと同じ、と考えたほうが良い。

妊娠ではないが、昔こんなことがあった。
会社を辞める、という決断をしたある同僚が、一緒に仕事をしている上司数名に真っ先に相談をした。
しかし、その同僚のサポーターを長年勤めていた人には、決断が固まってから、1~2週間くらい遅らせて伝えたのだ。
一緒に仕事をしている数名の上司は、まさか彼がそのサポーターの人に話をしていないとは思っていなかったので、彼が抜けた後の体制などをサポーターの人に相談してしまった結果、サポーターの人は「そういう大事な話を、何故自分に最初に相談しないのか」と激怒してしまった。彼としては、「俺がこいつを出世させてきて、機会を与えてきたのに・・」という気持ちだったのかも知れない。

このケースは、会社を辞めると決断したあとなのでまだ良いのかもしれない。
でも、妊娠の場合は、戻ってくることが前提。
しかも戻ってくる時に、キャリアの再構築に向けて、強力にサポートをしてくれるのが、このメンター・サポーターだ。
そんな人の気分を害するするようなことはせず、あくまで「あなたが一番信頼できる人だ」「私にとって一番大切」という気持ちを伝えるためにも、最初に伝えることが大切だと思う。

2. 直接でなく、電話やメールになったとしても、最初に伝えるべき人には伝えたほうが良い

私は、昨年7月妊娠が発覚して、親などにひと通り話した後、職場で一番お世話になっているメンターに最初に伝えようとしたが、その方はちょうど2週間の出張中だった。

それで、その伝え方をどうするか、に戸惑った。

出張中の忙しい時に、「個人的な相談」などという案件で電話会議の時間を取るのは難しいし、仮に時間を頂けたとしても他の予定が入ればすぐにリスケされてしまうだろう。
でも、伝える順番を守りたかったので、そのメンターの秘書に出張中の予定を教えてもらい、仕事の相談という形で時間を頂けないかを聞いて、「この時間なら電話しても大丈夫」という時間を教えてもらって電話をかけた。

実は、結婚と妊娠を伝えるのが同時だったのでさらにドギマギしたが、
「あの、結婚することにしました。実は妊娠しまして・・・、あ、もちろんまだ発覚したばかりなのでどうなるかわからないですが、一番最初にお話したかったので電話にしました」と正直に伝えたところ、とても喜んでくれた。
出張中のお忙しいところだったにも関わらず、その会議が始まる直前まで、相手がどんな人かとか、結婚後のアドバイスなど15分くらい話をしてくれた。

別のメンターも大変お忙しい方で、全くというほど時間を取れなかったので、「こんなことを伝えるのがメールで申し訳ないが」と前置きしながら、妊娠したこと、それで結婚すること、だいたいの出産予定日、出産後も戻ってくる意志があることなどを手短にメールしたところ、Congratulations!と書かれた返事が5分後に帰ってきた。

その後、ホッとして直属で一緒に働いている上司・先輩たちにお伝えした。

男性の上司や、妊娠経験のない女性の上司に妊娠したことを伝える、それも直接あって伝えるのではなく、いきなり電話やメールでやるのはかなり抵抗があるかもしれないが、「あなたに最初に伝えたかったので」ということを伝えれば、相手は喜んで聞いてくれるだろう。

3. チームメンバーには早めに妊娠を伝えるべき

私自身は、上記のメンターや直属の上司に妊娠直後に伝えること自体は抵抗が無かったが、これは彼らがそういった部下の情報を他人に漏らさない、という信頼があったからだ。
一方で、同じチームで働いてくれているチームメンバーには、少し話すと会社じゅうにすぐ噂になってしまうかもしれない、という心配があり、なかなか伝えられなかった。
別に信頼していないわけではないが、チームメンバーは何人もいるので、その中の一部の人はつい口をゆるめてしまうこともあるだろうと思っていたし、自分は高齢出産だし、流産する可能性も高いだろう、と思っていたから伝えられなかったのだ。

今は、たとえ残念な結果だったとしても、同じプロジェクトで一心同体に仕事をしてくれる後輩たちには話しておくべきだった、と後悔している。
噂が広がり、心ない噂で傷つくことがあったとしても、一緒に仕事をする彼らから信頼を得られることの方がずっと大切だと思うからだ。

つわりや突然の通院など、妊娠での体調変化で一番迷惑をかけるのは一緒に働くチームメンバーである

私の場合、ちょうど飛行機での出張が伴う仕事をしていたのだが、医者から飛行機NGが出ていたので、後輩のチームリーダーにその仕事の現地での仕切りを完全に任せることになった。
結果としては、私が行かず、そのチームリーダーに全権委任することで、彼自身の成長にもつながり、私と彼との信頼関係も構築されたので非常に良かったのだが、その「理由」を彼に最後まで話さなかった。
あとで面談の際に、漸く打ち明けた時「やっぱりそうだったのか、と思いました。でもあの時任せてもらえて本当に嬉しかったし、良かったです」と言われた。
私は、もっと前に話せなかったことを彼に詫びた。

それに、ほぼ毎日一緒に過ごすチームメンバーは、私の体調の変化に一番気付いている人であり、妊娠に気づかれないのは難しい。また、その私の体調を一番心配してくれる人たちなのだ。
とくに、夕食を一緒にとり、たまには飲みに行ったりする私の後輩たちは、風邪を引いてもお酒を飲む私が、何故突然飲まなくなったのか、ということで、後で聞いたら結構初期の頃から気付いていたというのである。
チームミーティング中に気分が悪くなり、トイレに抜けたりする私を見て、「妊娠したのかな・・・」などと心配をしていたそうだ。
こういう話を、後で後輩から聞いた時、皆に心配をかけていたことを申し訳なく思い、「流産の可能性が少なくなるまで話さない」などという判断をしたことを非常に後悔した。

実は、自分の秘密を相手に打ち明けることは、信頼関係を構築するのに一番大事な手段、とも言われている。
自分が傷つくかもしれない、デリケートなことを包み隠さず人に打ち明けるのは、とてもむずかしいことだ。
しかし、古今東西どのリーダーシップの本にも書いてあるように、秘密を打ち明けることで、相手と親密になり、相手の信頼を勝ち得るのに最も効果的なことだ。多くの場合、相手はあなたをサポートしようと思い、最大の助けを得ることが出来る。
別に、信頼や助けを得る手段として妊娠したことを伝える、というわけではないが、自分の秘密やデリケートなことを伝えることが、信頼を損なうことにはならない、むしろ逆である、ということを意識しておいたほうが良い

4. 顧客や取引先には、伝える目的別で伝える時期を変える

会社のその他の人たちには、3)のお腹が出始めるころや4)の安定期以降に伝える形で良いと思う。

特に一緒に仕事をしているというわけでなければ、早くに伝えられることを相手も期待していないだろうと思うので、一般的な「安定期以降」で問題がないだろう。

私の場合、妊婦検診も始まり、超音波で我が子が育っている様子を見られるようになって安心したこともあり、 3)の妊娠12週ころのタイミングで、上司以外の職場の人達に打ち明けた。

迷うのが、一緒に仕事をしている顧客や取引先だ。
妊娠したことだけで迷惑をかける訳でない普通の取引であれば、基本的には4)の安定期以降で良いだろう。
この場合、伝える目的はむしろ、産休をとって穴を開ける可能性を早めに知らせておく、ということだからだ。
出産予定日がいつで、産休をいつからいつまで取ります、その間は別の方が担当するので、担当が決まったら伝えます、ということを相手に伝えるだけであれば、安定期以降で妊娠が確定してからの方が良い。

しかし、妊娠による体調の変化で、相手に迷惑をかけてしまう可能性があるなど、親密に働いている場合は、もう少し早く伝えたほうが良い場合もある。
3に書いたチームメンバーと同じで、毎日のように相手に会い、協力関係を築いて仕事をしている場合、その人のつわりの重さなどにもよるが、2)のつわりのピーク前までには話しておいたほうが良いだろう。

以上、 妊娠したことを職場でいつ伝えるべきか、というデリケートな悩みについて、特に大切だと思う4つのポイントについてまとめてみました。
色々ご意見あるかと思います。コメント欄でご意見お待ちしています!

 

キャリア女性が妊娠初期の体調不良をどう乗り切るか

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一昨日は午前中仕事で会社に行っていた上、午後もマタニティヨガに行ったり、普段行かないカフェに行ってみたり、普段やらないショッピングをしてみたりと、産休生活を満喫しようと頑張ったためなのかは分からないが、昨日は少し体調を悪くしてしまった。そんなわけで昨日はブログはお休みした。妊娠後期でも、まるで「つわり」のように気持ち悪くなったり、極端に眠くなったり、という妊娠初期のようなことが起こることがある。

妊娠初期といえば、つわりを始めとする体調不良のオンパレードだ。これは個人差があるだけでなく、同じ人でも一人目と二人目で違うというし、実際に妊娠してみないと、ひどくなるかどうかはわからない。症状にも個人差が大きい。仕事でどんな立場にあろうと役職についていようと、妊娠の前には人は平等なのである。
一昨日の記事で書評したLEAN INの作者、シェリル・サンドバーグはひどいつわりが臨月まで続いたと書いていた。当時グーグルの担当副社長だった彼女が、オフィスのトイレにノートパソコンを持ち込んで、洗面所で苦闘しながらメールを書こうとしたり、クライアントミーティングで吐き気と格闘したり、というエピソードが本の中にも書かれている。

私の場合、母が入院直前になるほどつわりに苦しんだと聞いていたので、比較すると軽い方ではあったが、毎朝二日酔いで朝を迎えるような程度のつわりはあった。空腹のまま、急いでクライアントとの重要なミーティングに駆けつけようものなら、とたんに吐き気が襲ってくる。また、それまでは睡眠は6時間で十分だったが、妊娠してからは8時間は寝ないと頭が働いてくれない。更には夕方になると集中力が途切れるので、今までのように昼はミーティング、夜は自分の作業、ということが出来ない。自分の作業を出来るだけ減らし、昼のうちに何とか終わらせるように工夫する必要があった。寝る時はひどい鼻炎で、点鼻薬を使わないと苦しくて眠れない。
こういう体調の中、クライアントに対してプロジェクトの責任を負う立場にある私は、どのように両立するか、そして、いつ正直に伝えるか、というのは最大の悩みだった。

産院で順番を待ちながら、置いてある妊婦向け雑誌を色々読むものの、私の悩みに答えてくれるものはない。
ネットで調べてもなかなか思うような記事が見当たらない。
「妊娠発覚。仕事は辞める?続ける?」「妊娠初期は出来るだけ昼寝の時間を。家事が終わらなくても自分を追い詰めないで」など。
う~ん。家事は終わらなくても翌日以降にやればよいが、仕事は終わらせなくてはならないからなぁ。

確かに私は大多数では無いが、男性と同等にキャリアを積む女性が増え、出産年齢も遅くなっている現在、妊娠したくらいで仕事を辞める女性は減っている。それどころか、そこそこ責任ある立場についてから妊娠を迎える女性や、自分で顧客を持ち責任を負う仕事をしながら妊娠する女性は、ますます増えるだろう。そういう方には参考にならない記事が余りにも多いな、と言うのが私の印象だった。
というわけで、そういう女性がどうこの時期を乗り切るか、という視点で書く。

基本的には次の4つが原則だと思っている。

1. 体調不良の状況は個人差が大きい。自分の症状のパターンをよく観察し、試行錯誤で楽になる対処法を見つける
2. かかりつけの医者には相談するが、セカンドオピニオンも重視。
「我慢するしかない」「とにかく安静に」という古い考え方の医者もいるので、考え方が違ってアドバイスを貰えないなら、変えることを検討すべき
3. 仕事の量は減らし、休む時間を増やす。効率化する良い機会だと思って、先輩や後輩に仕事をお願いしたり、インパクトの出ないものはやらない
4. 周囲の人には話して理解を得ることも大切。安心すると症状も軽くなる。周りに妊婦がいた経験がある人は多く、気遣ってくれる人も多い。社外の人に話すのは抵抗があるが、実は社内より社外の人のほうが理解し、気遣いをしてくれることも多い

では、症状別の対処法を。

つわり

つわりは人によって症状が異なるが、食事もとれず入院するほどの酷さでなければ、通常はつわりと戦いながら、仕事を続けることになる。とにかく人によって症状が異なるので、自分でつわりがどんな時にひどくなるのか、という状況のパターンを観察し、それが起こらないよう、出来るだけ予防する、というのが最善の対処法となる。

注意深く観察をした結果、私の場合はだいたい次の3つの状況だと分かった
・朝起きた時、空腹の時
・寝不足の時
・寒い時

もともと朝食が苦手で、摂る習慣がない私は、朝起きた時に二日酔いのように起こるつわりが本当に辛かった。そういう時でも、常温に戻したウィダーインゼリーだけが食べられることがわかったので、自宅にはAmazonで購入するなどして10パック程度のウィダーインゼリーを常備、またカバンにも2つくらい忍ばせるようにしていた。大切なクライアントミーティングの前には、カバンの中からウィダーインゼリーを出して食べておき、話しながら気分が悪くならないように対処した。

また、寝不足も原因の一つと分かった。睡眠時間が6時間を切ると、昼すぎに吐き気を催す。オフィスにいるときは休養室のようなところを借りて、1時間も眠ると良くなった。
とにかく仕事を早く終わらせ、睡眠時間を確保することを目標にした。一緒に働いている先輩から、どうしても夜中に仕上げないとならないものを頼まれた場合は、どうしても夜中には出来ないことを説明して突っ返せるときは断ったり、頼りになる後輩にお願いをしたりした。頼まれたらすぐ断る・頼むなどの行動に出るのがコツである。

寒くて、体温が下がるとひどく気持ちが悪くなることも分かった。ある日、オフィスの冷房が効きすぎで寒く、10分もいると気持ち悪くて耐えがたくなった。オフィスの温度を今以上に上げることが出来ない。その日は、夕方まで社内ミーティングしかなかったので、「家に帰って全てテレコンで入ります」と宣言し、帰宅。夕方のクライアントミーティングに自宅から直行した。それ以来、オフィスには必ず毛布完備、真夏でもヒートテックを来て出社することにした。

あとは、一緒に仕事をしている周囲のメンバーにはつわりのことを話し、理解してもらうのは大切だと思う。若い人でも「姉がつわりがひどかったのを見ていた」とか、意外なほど知っていて理解をしてくれる人がいた。自分の奥さんの時の経験を話してくれるシニア・パートナーもいた。周囲の理解を得られると、自分が安心して仕事に取り組めるだけでなく、いざ何かが起こった時に周囲がサポートする体制も整えやすい。

クライアントや顧客にも、信頼できる、関係が深い方には早い時期から話しておくほうが良いと思っている。実はクライアントのほうが人生経験も豊富で、何人も子供がいるという人も多く、社内の人よりも理解が得られることもある。私が寒くないようミーティングルームの温度を事前に調整しておいてくれたり、いつもはタバコを吸うのに私がいるときは我慢したり、ミーティング用にコーヒーではなくお湯を手配してくれたり、優しく気遣ってくれる方は多かった。

とにかく眠い

睡眠不足でもないのに、とにかく眠くなり、体が動かなくなる、というのも私の場合、妊娠初期に限らず、ずっと続く症状だった。そういう時は、仕事中であっても、とにかく寝るのが最善である。ミーティングを早めに切り上げて、次のミーティングの始まるまでの10分は机で寝る、1時間くらい空いていれば休養室に行って寝るなど、ところかまわず寝ていたように思う。

睡眠時間を8時間は確保しないと、一日中睡魔やつわりと戦う必要が有ることが徐々にわかってきたので、とにかく仕事の量を減らし、効率化して、寝ることを優先した。それまでは自分でやっていたようなことも、後輩を育てて、後輩が自分でできるように仕向け、やってもらうようにした。また、本当にインパクトにつながらないものはやらずに切り捨てることも徹底した。こういうことは体調に関わらず、もっと前からやるべきだったと思うが、ギリギリに追い込まれてはじめて出来るようになったと思う。

鼻炎

妊娠中は、胎児に血液を送り込むため、血流が多くなる関係で、鼻炎になる人が実は多いのだが、つわりほど知られていない。日本語の記事もあまりなく、参考になるものが少ない。一方、英語圏では、Morning sickness, nausia at night (朝にはつわり、夜には鼻炎)と普通に言われるほど、鼻炎になることは一般的なので、英語圏の記事を探すと、鼻炎への対処法なども色々書かれている。

基本的には、普段通っている産婦人科ではなく、耳鼻科に行くこと。そして妊娠中でも問題なく使える点鼻薬を処方してもらい、夜に鼻炎で鼻が詰まって苦しい時にそれを使う、というのが対処法である。
使える点鼻薬は妊娠の時期によっても違ったりするので、以前から花粉症などで鼻炎の人も、自己判断で家にあるものを使わず、ちゃんと耳鼻科に行って処方してもらうのが良い。

腰痛

私はそれほどでもなかったが、妊娠初期から腰痛がひどくなる人も多いと聞く。
ひどいと動けなくなったり、仕事にも影響が出るから、治せるものなら直したほうが良い。ところが、かかりつけの産婦人科で相談しても「基本的には出産しないと治りませんね。家で安静にしていて下さい」などと言う昔ながらの先生もいるというので、整骨院や整体・マッサージなどに行くのも手ではないかと思う。

最近はマタニティマッサージなど妊婦向けのマッサージを提供する整体や、妊婦に特有の骨盤の開き・歪みを解消する整骨院等もある。私の場合、腰痛はなかったが、つわりによる肩こりがひどかったので、普段通っているマッサージの担当の方が、妊婦の人も何人も扱ってきたということだったので、彼女にお願いして肩こりを直してもらっていた。

(余談だが、女性が妊娠して仕事を続けることに反対する、古い考え方の医者も世の中に存在する。先生と考え方が合わず、良いアドバイスをもらえないなら、かかりつけの医者を変えるべきだろう。なお、私が通っている先生はアメリカ仕込みのため「本当は産前休業は取らず、出産ギリギリまで働いて、動いている方がいいんですよ」などと言っている。先生と考えが合わず苦しんでいる人は、そういう先生も世の中にいるんだと知っていてほしい)

無気力。うつ状態

妊娠初期は、それまでエネルギーにあふれている人でも、単純に無気力になり、何もやる気がしなくなることも多い。私も、今でこそ色々活動的にやっているが、妊娠初期は無気力に苦しんでいた。もちろん仕事の責任があるので、無気力になっているわけに行かず、自分を奮い立たせていたが、この奮い立たせるのもなかなか大変だった。重要なミーティングが終わった後とか、休日などにその反動が来て、理由の分からない無気力に苦しんだ。
自分のメンターでもあり、3人の娘を持つ男性のシニア・パートナーに話したところ、「Of cource, you're manufacturing something(そんなの当然だよ、君はお腹の中で子供を成長させているところなんだから)」と言われた。

妊娠初期の体調不良は、本当に個人差が多いので、ここには書いていないような症状で苦しんでいる人も多いと思う。ところが、ネットや雑誌を読んでも、立場が違う人が多く、中には医者でも「安静に」などとしか言わず、参考にならないことも多い。だからこそ、最初に書いた4つの原則を参考にして、悩まずに対処していってほしいと思う


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