昨日、一昨日に引き続いて。
産後3ヶ月を振り返って(1/3)-産後1ヶ月目(赤ちゃん0ヶ月)
産後3ヶ月を振り返って(2/3)-産後2ヶ月目(赤ちゃん1ヶ月)
このころになると、育児にもなれるし、赤ちゃんも一人で遊んでいる時間が長かったりして、私もブログを更新したりなど、かなり自由に時間を使えるようになってきた。
■ 風邪ひき中は、授乳すると赤ちゃんが風邪をひきにくい
産後9週目にあたるゴールデンウィークに、私はかなりひどい風邪をひいてしまい、39度の熱が出た。
しかし電話で小児科に相談したところ、私の体力が問題なければ、マスクをして風邪をうつさないようにしながら、授乳は続けたほうが良い、とアドバイスされた。
なんでも、私がひいた風邪の抗体が血液中に出来ると、それが母乳に移行するので、赤ちゃんが風邪をひきにくくなるという。
抗体だってタンパク質なんだから、赤ちゃんが消化したら、ただのアミノ酸になっちゃうんじゃないの?と不思議に思ってネットで調べたら、アミノ酸に分解される前に、胃や腸などの消化器で抗体として活躍し、ウィルスや細菌から守る、ということらしい。
参考:抗体医薬品-抗体はどんな働きをしているの?-協和発酵キリン株式会社
このページを見ると、抗体がどんな風に活躍するのかわかります。
また、そもそも、小さい赤ちゃんは消化の力が弱いので、タンパク質は余り分解されず、そのまま外に出てくるのだという。
ということは、抗体は消化も吸収もされないけど、赤ちゃんの胃や腸の中で、細菌をブロックしたり、溶解したりして活躍しているわけね。
6ヶ月くらいになると「母乳の免疫が切れる」と言われるのは、赤ちゃんの胃腸に消化酵素などが徐々に整って、消化の力が強くなり、抗体のタンパク質も消化されてしまうから、効きにくい、ということなのだろう。きっと。
風邪をひくと、引き始めから徐々に血液中に抗体ができはじめ、母乳にも移行するので、ママが先に風邪をひいた場合は、母乳をあげることで、赤ちゃんの胃腸で抗体が風邪菌を退治してくれる、ということだ。
というわけで、ゴールデンウィーク中は、基本的に夫がずっと娘の面倒を見て、私は授乳の時間になると現れて、マスクをしたまま授乳して、終わると何も言わずに別室に去っていく、というまさに母乳マシーンな生活をしていたのだった。
■ 予防接種開始
私の風邪が治ったところで、初の予防接種を受けに行ってきた。
娘は、病院についてから眠くなってまどろんでいるところに、先生が針を3本、文字通り「ぶっ刺した」ので、今までに聞いたことがないような声で泣き始めてしまった。
その日のうちに高熱が出ることが20例に1例くらいはある、と聞いていたが、幸い全く熱はなかったが、その日は夜までずっとグズグズと泣き続けていた。
予防接種の数はこの2,3年で急に増えたらしいが、まだ他の先進国の水準には達していないという。
そう言えば、私はアメリカ留学時に、予防接種の種類と数がマサチューセッツ州の定める規定に達しておらず、渡航前に大量に受けたのを覚えている。
B型肝炎などは時間がかかるので、 渡航ギリギリになってしまった。
こんなことやってるのって、日本だけらしいよ、と留学したばかりの頃、皆で話していた。
副反応などが心配で、予防接種を受けさせない親御さんもいるようだが、効果が半々であるインフルエンザや、摂取すると危険な可能性がある子宮頸がんウイルス以外は、任意接種のものもグローバルには標準なのだ、ということは伝えておく。
接種を受けずに病気にかかって、熱が42度を超えるリスクの方が、予防接種で病気になるリスクより圧倒的に高いと思うので・・・
■ 首すわりに向けて
個人差はあるが、うちは1ヶ月の頃から色々な声を出すようになり、また笑いかけると笑うようになったので、育児が断然楽しくなってきた。
首は6週目くらいから座り始めたかな?という感じで、縦抱きにすると首を左右に回したりして暴れるが、なかなか座った感じにならないので、ベビーマッサージのスクールで聞いた「うつぶせ動」というのをやらせてみた。
これは、まだ寝返りができない赤ちゃんをうつ伏せにして、 首をあげる練習をさせるというもの。
うちの娘は2,3分ずっと首をあげることが出来るようになり、やる気があるときは明らかに首が座っているのだが、やる気が無いと首がグニャっとするので、首すわりの程度は不明。
ただ、良い運動になるのか、この運動の後しばらくするととても良く寝る。
■ 赤ちゃんを連れてのお出かけ・外食
ベビーカーもこの頃に購入したので、ようやく赤ちゃん連れでの徒歩以外でのお出かけを開始した。
飲酒については色々あるので、別の記事で書こうと思うが、赤ちゃん連れでの外食については、結構首がしっかりし始めた5月中旬以降(11週ころ)から行き始めた。
お店は、私の行きつけで勝手知ったるところ。スタッフがとても協力的で、ベビーカーを使ったり、バウンサーを持ち込んだりして、赤ちゃんにとって良い環境が作れるところに限って。
そもそも普段外食をしない、という人はわざわざこんな早い時期に赤ちゃん連れで外食する必要はないし、慣れない店で赤ちゃん連れで行くのは気を遣って親が疲れてしまうと思うので、べつにわざわざする必要はなく、オススメしているわけではない。
でも、どうしても行きたい、という人は行ってもいいと思う。
事前にシミュレーションして、いろんな事態を想定し、色んな物を準備して持っていくと、安心して食事もできる。
それから、お店がOKといっても、周囲のお客さんがOKと思っているとは限らないので、周囲への気遣いを忘れずに。
こんな調子で3ヶ月を迎え、生後100日を迎えられることになった。
【産後3ヶ月目(赤ちゃん2ヶ月)まとめ】
・ ママが風邪をひいても、マスクをして赤ちゃんに母乳を飲ませたほうが良い。母乳に抗体が移行するが、赤ちゃんは抗体を消化できず、胃腸で細菌やウィルスと戦ってくれるから
・ 予防接種は、接種後に熱が出ることも。ぐずるのは定番。病気になって高熱が出るリスクの方が高いので、医者と相談しながら、任意接種も出来るだけ受けたほうが良い
・ 2ヶ月だと人混みは避けたほうが良いが、赤ちゃん連れの外食も別に可能なので、行きたい人は行けば良いと思う。事前に色んな自体を想定し、色々準備していくこと。周りへの気遣いも忘れずに。
産後3ヶ月を振り返って(1/3)-産後1ヶ月目(赤ちゃん0ヶ月)
産後3ヶ月を振り返って(2/3)-産後2ヶ月目(赤ちゃん1ヶ月)
このころになると、育児にもなれるし、赤ちゃんも一人で遊んでいる時間が長かったりして、私もブログを更新したりなど、かなり自由に時間を使えるようになってきた。
■ 風邪ひき中は、授乳すると赤ちゃんが風邪をひきにくい
産後9週目にあたるゴールデンウィークに、私はかなりひどい風邪をひいてしまい、39度の熱が出た。
しかし電話で小児科に相談したところ、私の体力が問題なければ、マスクをして風邪をうつさないようにしながら、授乳は続けたほうが良い、とアドバイスされた。
なんでも、私がひいた風邪の抗体が血液中に出来ると、それが母乳に移行するので、赤ちゃんが風邪をひきにくくなるという。
抗体だってタンパク質なんだから、赤ちゃんが消化したら、ただのアミノ酸になっちゃうんじゃないの?と不思議に思ってネットで調べたら、アミノ酸に分解される前に、胃や腸などの消化器で抗体として活躍し、ウィルスや細菌から守る、ということらしい。
参考:抗体医薬品-抗体はどんな働きをしているの?-協和発酵キリン株式会社
このページを見ると、抗体がどんな風に活躍するのかわかります。
また、そもそも、小さい赤ちゃんは消化の力が弱いので、タンパク質は余り分解されず、そのまま外に出てくるのだという。
ということは、抗体は消化も吸収もされないけど、赤ちゃんの胃や腸の中で、細菌をブロックしたり、溶解したりして活躍しているわけね。
6ヶ月くらいになると「母乳の免疫が切れる」と言われるのは、赤ちゃんの胃腸に消化酵素などが徐々に整って、消化の力が強くなり、抗体のタンパク質も消化されてしまうから、効きにくい、ということなのだろう。きっと。
風邪をひくと、引き始めから徐々に血液中に抗体ができはじめ、母乳にも移行するので、ママが先に風邪をひいた場合は、母乳をあげることで、赤ちゃんの胃腸で抗体が風邪菌を退治してくれる、ということだ。
というわけで、ゴールデンウィーク中は、基本的に夫がずっと娘の面倒を見て、私は授乳の時間になると現れて、マスクをしたまま授乳して、終わると何も言わずに別室に去っていく、というまさに母乳マシーンな生活をしていたのだった。
■ 予防接種開始
私の風邪が治ったところで、初の予防接種を受けに行ってきた。
娘は、病院についてから眠くなってまどろんでいるところに、先生が針を3本、文字通り「ぶっ刺した」ので、今までに聞いたことがないような声で泣き始めてしまった。
その日のうちに高熱が出ることが20例に1例くらいはある、と聞いていたが、幸い全く熱はなかったが、その日は夜までずっとグズグズと泣き続けていた。
予防接種の数はこの2,3年で急に増えたらしいが、まだ他の先進国の水準には達していないという。
そう言えば、私はアメリカ留学時に、予防接種の種類と数がマサチューセッツ州の定める規定に達しておらず、渡航前に大量に受けたのを覚えている。
B型肝炎などは時間がかかるので、 渡航ギリギリになってしまった。
こんなことやってるのって、日本だけらしいよ、と留学したばかりの頃、皆で話していた。
副反応などが心配で、予防接種を受けさせない親御さんもいるようだが、効果が半々であるインフルエンザや、摂取すると危険な可能性がある子宮頸がんウイルス以外は、任意接種のものもグローバルには標準なのだ、ということは伝えておく。
接種を受けずに病気にかかって、熱が42度を超えるリスクの方が、予防接種で病気になるリスクより圧倒的に高いと思うので・・・
■ 首すわりに向けて
個人差はあるが、うちは1ヶ月の頃から色々な声を出すようになり、また笑いかけると笑うようになったので、育児が断然楽しくなってきた。
首は6週目くらいから座り始めたかな?という感じで、縦抱きにすると首を左右に回したりして暴れるが、なかなか座った感じにならないので、ベビーマッサージのスクールで聞いた「うつぶせ動」というのをやらせてみた。
これは、まだ寝返りができない赤ちゃんをうつ伏せにして、 首をあげる練習をさせるというもの。
うちの娘は2,3分ずっと首をあげることが出来るようになり、やる気があるときは明らかに首が座っているのだが、やる気が無いと首がグニャっとするので、首すわりの程度は不明。
ただ、良い運動になるのか、この運動の後しばらくするととても良く寝る。
■ 赤ちゃんを連れてのお出かけ・外食
ベビーカーもこの頃に購入したので、ようやく赤ちゃん連れでの徒歩以外でのお出かけを開始した。
飲酒については色々あるので、別の記事で書こうと思うが、赤ちゃん連れでの外食については、結構首がしっかりし始めた5月中旬以降(11週ころ)から行き始めた。
お店は、私の行きつけで勝手知ったるところ。スタッフがとても協力的で、ベビーカーを使ったり、バウンサーを持ち込んだりして、赤ちゃんにとって良い環境が作れるところに限って。
そもそも普段外食をしない、という人はわざわざこんな早い時期に赤ちゃん連れで外食する必要はないし、慣れない店で赤ちゃん連れで行くのは気を遣って親が疲れてしまうと思うので、べつにわざわざする必要はなく、オススメしているわけではない。
でも、どうしても行きたい、という人は行ってもいいと思う。
事前にシミュレーションして、いろんな事態を想定し、色んな物を準備して持っていくと、安心して食事もできる。
それから、お店がOKといっても、周囲のお客さんがOKと思っているとは限らないので、周囲への気遣いを忘れずに。
こんな調子で3ヶ月を迎え、生後100日を迎えられることになった。
【産後3ヶ月目(赤ちゃん2ヶ月)まとめ】
・ ママが風邪をひいても、マスクをして赤ちゃんに母乳を飲ませたほうが良い。母乳に抗体が移行するが、赤ちゃんは抗体を消化できず、胃腸で細菌やウィルスと戦ってくれるから
・ 予防接種は、接種後に熱が出ることも。ぐずるのは定番。病気になって高熱が出るリスクの方が高いので、医者と相談しながら、任意接種も出来るだけ受けたほうが良い
・ 2ヶ月だと人混みは避けたほうが良いが、赤ちゃん連れの外食も別に可能なので、行きたい人は行けば良いと思う。事前に色んな自体を想定し、色々準備していくこと。周りへの気遣いも忘れずに。