Lilacの妊娠・出産・育児ノート

キャリア志向の強い女性や、仕事で既に責任ある立場にあったりする女性向けの妊娠・出産・育児ブログ。 妊娠したときのTips集、キャリアと妊娠・育児を取り巻く論点、女性リーダーシップと子育ての両立、日本と海外の状況比較、今は仕事に没頭中だけどいずれは子供も欲しいと思う若い女性向けのメッセージなど、様々な話題をお届けします

育児Tips

産後3ヶ月を振り返って(3/3)-産後3ヶ月目

昨日、一昨日に引き続いて。

産後3ヶ月を振り返って(1/3)-産後1ヶ月目(赤ちゃん0ヶ月)
産後3ヶ月を振り返って(2/3)-産後2ヶ月目(赤ちゃん1ヶ月)

このころになると、育児にもなれるし、赤ちゃんも一人で遊んでいる時間が長かったりして、私もブログを更新したりなど、かなり自由に時間を使えるようになってきた。

■ 風邪ひき中は、授乳すると赤ちゃんが風邪をひきにくい

産後9週目にあたるゴールデンウィークに、私はかなりひどい風邪をひいてしまい、39度の熱が出た。
しかし電話で小児科に相談したところ、私の体力が問題なければ、マスクをして風邪をうつさないようにしながら、授乳は続けたほうが良い、とアドバイスされた。
なんでも、私がひいた風邪の抗体が血液中に出来ると、それが母乳に移行するので、赤ちゃんが風邪をひきにくくなるという。

抗体だってタンパク質なんだから、赤ちゃんが消化したら、ただのアミノ酸になっちゃうんじゃないの?と不思議に思ってネットで調べたら、アミノ酸に分解される前に、胃や腸などの消化器で抗体として活躍し、ウィルスや細菌から守る、ということらしい。

参考:抗体医薬品-抗体はどんな働きをしているの?-協和発酵キリン株式会社
このページを見ると、抗体がどんな風に活躍するのかわかります。

また、そもそも、小さい赤ちゃんは消化の力が弱いので、タンパク質は余り分解されず、そのまま外に出てくるのだという。
ということは、抗体は消化も吸収もされないけど、赤ちゃんの胃や腸の中で、細菌をブロックしたり、溶解したりして活躍しているわけね。

6ヶ月くらいになると「母乳の免疫が切れる」と言われるのは、赤ちゃんの胃腸に消化酵素などが徐々に整って、消化の力が強くなり、抗体のタンパク質も消化されてしまうから、効きにくい、ということなのだろう。きっと。

風邪をひくと、引き始めから徐々に血液中に抗体ができはじめ、母乳にも移行するので、ママが先に風邪をひいた場合は、母乳をあげることで、赤ちゃんの胃腸で抗体が風邪菌を退治してくれる、ということだ。

というわけで、ゴールデンウィーク中は、基本的に夫がずっと娘の面倒を見て、私は授乳の時間になると現れて、マスクをしたまま授乳して、終わると何も言わずに別室に去っていく、というまさに母乳マシーンな生活をしていたのだった。

■ 予防接種開始

私の風邪が治ったところで、初の予防接種を受けに行ってきた。
娘は、病院についてから眠くなってまどろんでいるところに、先生が針を3本、文字通り「ぶっ刺した」ので、今までに聞いたことがないような声で泣き始めてしまった。
その日のうちに高熱が出ることが20例に1例くらいはある、と聞いていたが、幸い全く熱はなかったが、その日は夜までずっとグズグズと泣き続けていた。

予防接種の数はこの2,3年で急に増えたらしいが、まだ他の先進国の水準には達していないという。
そう言えば、私はアメリカ留学時に、予防接種の種類と数がマサチューセッツ州の定める規定に達しておらず、渡航前に大量に受けたのを覚えている。
B型肝炎などは時間がかかるので、 渡航ギリギリになってしまった。
こんなことやってるのって、日本だけらしいよ、と留学したばかりの頃、皆で話していた。

副反応などが心配で、予防接種を受けさせない親御さんもいるようだが、効果が半々であるインフルエンザや、摂取すると危険な可能性がある子宮頸がんウイルス以外は、任意接種のものもグローバルには標準なのだ、ということは伝えておく。
接種を受けずに病気にかかって、熱が42度を超えるリスクの方が、予防接種で病気になるリスクより圧倒的に高いと思うので・・・

■ 首すわりに向けて
 
個人差はあるが、うちは1ヶ月の頃から色々な声を出すようになり、また笑いかけると笑うようになったので、育児が断然楽しくなってきた。
首は6週目くらいから座り始めたかな?という感じで、縦抱きにすると首を左右に回したりして暴れるが、なかなか座った感じにならないので、ベビーマッサージのスクールで聞いた「うつぶせ動」というのをやらせてみた。
これは、まだ寝返りができない赤ちゃんをうつ伏せにして、 首をあげる練習をさせるというもの。
うちの娘は2,3分ずっと首をあげることが出来るようになり、やる気があるときは明らかに首が座っているのだが、やる気が無いと首がグニャっとするので、首すわりの程度は不明。
ただ、良い運動になるのか、この運動の後しばらくするととても良く寝る。

■ 赤ちゃんを連れてのお出かけ・外食

ベビーカーもこの頃に購入したので、ようやく赤ちゃん連れでの徒歩以外でのお出かけを開始した。

飲酒については色々あるので、別の記事で書こうと思うが、赤ちゃん連れでの外食については、結構首がしっかりし始めた5月中旬以降(11週ころ)から行き始めた。
お店は、私の行きつけで勝手知ったるところ。スタッフがとても協力的で、ベビーカーを使ったり、バウンサーを持ち込んだりして、赤ちゃんにとって良い環境が作れるところに限って。

そもそも普段外食をしない、という人はわざわざこんな早い時期に赤ちゃん連れで外食する必要はないし、慣れない店で赤ちゃん連れで行くのは気を遣って親が疲れてしまうと思うので、べつにわざわざする必要はなく、オススメしているわけではない。
でも、どうしても行きたい、という人は行ってもいいと思う。
事前にシミュレーションして、いろんな事態を想定し、色んな物を準備して持っていくと、安心して食事もできる。
それから、お店がOKといっても、周囲のお客さんがOKと思っているとは限らないので、周囲への気遣いを忘れずに。

こんな調子で3ヶ月を迎え、生後100日を迎えられることになった。

【産後3ヶ月目(赤ちゃん2ヶ月)まとめ】
・ ママが風邪をひいても、マスクをして赤ちゃんに母乳を飲ませたほうが良い。母乳に抗体が移行するが、赤ちゃんは抗体を消化できず、胃腸で細菌やウィルスと戦ってくれるから
・ 予防接種は、接種後に熱が出ることも。ぐずるのは定番。病気になって高熱が出るリスクの方が高いので、医者と相談しながら、任意接種も出来るだけ受けたほうが良い
・ 2ヶ月だと人混みは避けたほうが良いが、赤ちゃん連れの外食も別に可能なので、行きたい人は行けば良いと思う。事前に色んな自体を想定し、色々準備していくこと。周りへの気遣いも忘れずに。

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産後3ヶ月を振り返って(2/3)-産後2ヶ月目

昨日の記事(産後3ヶ月を振り返って(1/3)-産後1ヶ月目)の続きで、2ヶ月目を。
赤ちゃんは1ヶ月の誕生日を過ぎ、「生後1ヶ月」とか呼ばれている頃です。


■産後5, 6週目頃

このころになると、赤ちゃんがいる生活にも慣れが出て、少し余裕が出て来た。
徐々に家事も自分でできるようになり、夕ごはんと掃除・洗濯くらいは自分で出来るようになった。

一方、赤ちゃんはどんどん元気が有り余るようになり、前より大変になった。
うちの娘の場合、夜中に中々寝付かない、というのがこの頃から。
夜は、母乳より寝付きが良いと言われるミルクをあげるが、全く寝ない。
ひどい時だと4時ころになっても、全く寝ない。
ずっと抱っこし続けても、目をくりっと開けて、寝ない。寝たかな?と思ってベッドに置くとギャン泣きする。
余りに寝ないので、仕事で朝早い夫は支障をきたすので、この頃は別室で寝てもらい、私が一人で寝かしつけをやっていた。

写真は、夜12時ころから寝かしつけを始めて、何をやってもダメの繰り返しで、漸く3時半ころに眠りについてくれたときのもの。
寝てくれたのは良いが、大人のベッドのど真ん中に寝てしまい、あまりにかわいくて動かすことが出来なかったので、私は端の方にひっそりと寝た。

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当時の育児記録を振り返ると、産後3週目には夜中5時間はまとまって寝てくれていたはずの娘が、寝なくなって、また睡眠が細切れになっている。

4月13日(月)
0:05 ミルク100mlを飲む
0:35 おむつ交換をして寝かしつけに入るが、全く寝ない。抱っこして置く→失敗、を繰り返す。
1:55 抱っこでもおしゃぶりでも寝ないので、添い乳にトライ。5分でやめ、泣き出す。全く寝ない。
2:40 おむつ交換
3:00 再度添い乳にトライ。40分後、いつの間にか自分が寝ていたら、赤ちゃんも寝ていた!(上の写真) 赤ちゃんのじゃまにならないよう、端っこで寝る(2時間睡眠)
5:50 再び泣き声に目が覚める。おむつ交換。添い乳で寝かせて、搾乳開始。その後寝る(2時間睡眠
9:00  再び泣く。おむつ交換。添い乳をして寝かせ、自分も寝る(1時間睡眠
10:25 再び泣く。 添い乳をするが、5分もすると大泣き開始。抱っこする
11:10 再び授乳にトライ。今度は飲んで泣き止む。おむつ交換。寝る(1時間睡眠)
13:10 再び泣くので、授乳して寝かしつける。おむつ交換。
記録を振り返ってみると、当時はベストなやり方に行き着かずに苦労しているなーと思う箇所がいくつかある。

寝かしつけの仕方
当時より元気な今でも、どんなにギャン泣きしていても、縦抱きで脚をつかって大きくゆっくりゆらゆら揺らしてあげると10分もすれば寝る。
今思えば抱き方がヘタだったのと、赤ちゃんが寝入る前に抱っこをやめたために泣きだしてしまい、ゼロからやり直しが多かっただけだと思う。

・ 色々な揺らし方を試して、赤ちゃんが心地よく寝る揺らし方を模索すべし
・ 赤ちゃんがレム睡眠じゃなく、深く寝入るサインが出てから初めて置くべし(体が熱くなる、息遣いがスースーになる、手や脚の力が抜ける、など)

赤ちゃんのなく理由
以前、書評:Tracy Hogg 赤ちゃん語がわかる魔法の育児書 で書いたように、赤ちゃんの泣く理由はおなかがすいただけではない。
上の育児記録を見ると、1:55のとか、10:25の下線部などは、授乳間隔も短いし、5分で泣き出すということは、おそらくお腹が空いて泣いていたのではないと思われる。
1:55は眠い、10:25のはオムツなどの理由で泣いていたんじゃないかと今は思うけど、当時はとりあえず乳を突っ込んで解決しようとしていたらしい。
こういう時に、赤ちゃんの泣き方をよ~く見て、「授乳は一番最後」としていたら、もっと楽だったんじゃないかな、と今は思う。

■産後7~9週目頃

この頃、赤ちゃんは大きく成長。
まず、これまで20分以上かかっていた授乳時間が、10分とか15分で済むようになった。
満腹中枢が出来たのか、自分で吸うのを勝手にやめるようになってくれた。(それまではたくさん飲んで、たくさん吐いていた)
体重も5kgに達し、縦抱きにしていると自分で首を左右に動かすなど、首すわりの兆候が出てきた。
何よりも、人を見てニコニコと笑うようになってきた。いわゆる新生児微笑ではなく、作り笑いみたいな笑顔だが、おむつを取り替えたり、授乳だってわかると、こちらを見て笑いかけてくれる。
これを見ると疲れが吹っ飛ぶような気持ちになった。

余りに可愛くてたくさん写真撮って、携帯の待ち受けにしてしまいました。
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授乳もだいぶ規則的になり、空いた時間で搾乳なども楽にできるようになった。
(お酒を飲む日を作るため、せっせと搾乳して冷凍母乳をたくさん生産した)
育児記録を見ると、かなり規則的になっているのがわかる。
4月23日(木)
0:00 おむつ交換。授乳10分、寝かしつけ (3時間睡眠)
3:15 赤ちゃんが泣き、起きる。おむつ交換。授乳10分 (3時間睡眠)
6:30 赤ちゃんが泣き、起きる。おむつ交換。授乳15分、搾乳後に睡眠 (2時間半睡眠)
10:00 おむつ交換。授乳20分。授乳中にうんちをしたので再度おむつ交換
11:00 うんちをしたのでおむつ交換 
12:20 授乳10分。授乳中に搾乳
14:20 授乳10分。おむつ交換
16:40 授乳10分。おむつ交換
17:00 うんちをしたのでおむつ交換。 
18:00 赤ちゃんが泣くのでおむつ交換。
19:30 授乳20分。おむつ交換
こんな感じで楽になってきたので、ゴールデンウィークにお宮参りに行くことも決定。
じいじばあばに赤ちゃんを預けて二人だけで出かける、夫にあずけて自分だけで外出、なんてことが出来るようにもなり、産後初めてのリフレッシュ。
これをやり過ぎたせいか、ゴールデンウィーク中に39度の熱が出る風邪を引いてしまうのだった・・・
産後2ヶ月のころは育児疲れが出て、風邪をひきやすい、とは聞いていたが、本当にひいてしまった。

【産後2ヶ月のまとめ】 
・ 子供がいる生活も1ヶ月経って慣れてくるので、少し楽になる。いわゆる「床上げ」で、家事をするなど動きまわって良い頃。
・ まだ昼夜の区別がついていない時期の赤ちゃんが夜に2時間も寝ないのは、寝かしつけの方法を変えると寝るようになる可能性。「深く眠ってから置く」と「赤ちゃんの好きな揺らし方を徹底研究」で寝るようになるかも。
・ 赤ちゃんのなく理由は「おなかがすいた」だけではない。オムツや眠い、疲れたなど、様々な理由を探って、授乳は一番最後の切り札として使うと、もっとラクになる
・ 個人差はあるが、生後2~3ヶ月で人に笑いかけるようになってくるので、そうすると大変な育児も報われる気持ちになるから、それまでの辛抱だと頑張る。
・産後2ヶ月は育児の疲れがあるので、余り無理をしすぎると風邪をひく

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 お宮参りの写真

産後3ヶ月を振り返って(1/3)-産後1ヶ月

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1ヶ月の誕生日の写真

先週は、娘が3ヶ月に達したので保育所に預け始めたのですが、想定外のことが色々起こり、その対応でてんやわんや。
詳しくは書きませんが、保活を再開。復帰するだいぶ前に預け始める判断は正解だったと思ってます。
そんなわけでブログの更新が滞っておりましたが、今日は娘が産まれてから3ヶ月を振り返ってみます。

■産後1~2週目:赤ちゃんのいる生活に慣れる。睡眠をまとめて取れないので昼すぎまで眠る

私は里帰りしなかったので、産院から退院してからは自宅で夫と二人で赤ちゃんがいる生活の構築を開始。
これは大変だったが、二人の協力関係を築くには非常に良かったと思っている。(これはそのうち書く)

小さい子だったので、体重を増やすために必死でたくさん飲ませた。
母乳をあげたら、次は搾乳したものを与え、更にミルク、という感じなので、一回の授乳に1時間以上かかることも多かった。
また、飲む力が弱くて飲みきれない分を、いちいち搾乳しておかないと、乳腺炎を発症しそうになるので、授乳後の搾乳にもかなり時間も取られた。

退院3日目、夫が1週間の育休を取っていたときの育児日記を振り返るとこんな感じ。

3月13日(金)
0:10 おむつ交換。その後、搾乳35mlをフィーディングカップで与える
0:30 授乳中にうんちしたので、授乳後に再度おむつ交換。その後夫が赤ちゃん寝かしつけのため、抱っこ。その間に私は赤ちゃんが飲みきらなかった母乳を搾乳。
1:00 やっと赤ちゃんが寝たので、二人寝る(1時間50分睡眠
2:50 赤ちゃんの泣き声で目を覚ます。まずはおむつ交換の後、左右15分ずつ直接授乳。
3:30 先ほど搾乳しておいた母乳25mlを与える。これでは足りないので夫がミルクを作成。10mlほど飲む
3:55 また授乳中にうんちをしたので、再度おむつ交換。それから夫は寝かしつけと、私は搾乳。
4:20 ベッドに入るがしばらく寝付けず、Amazonで足りないものを購入したり。1時間後漸く眠る(1時間睡眠
6:20  赤ちゃんの泣き声で起きる。おむつ交換。その後左右15分ずつ直接授乳。授乳している間に寝てくれた
7:00  再度寝る(2時間睡眠
9:00 赤ちゃん起きる。おむつ交換と、搾乳しておいた母乳を40ml与える。
9:50 寝る(1時間40分睡眠
11:30 赤ちゃん起きる。おむつ交換。母乳を左右10分ずつ直接授乳。足りないので夫がミルクを作成。40ml飲み切り、赤ちゃん寝る。その後搾乳。
12:30 寝る (2時間睡眠)
14:30 赤ちゃん起きる。おむつ交換、母乳を左右10分ずつ。搾乳35ml。そろそろ起床、私は超簡単ご飯を作る。夫は部屋の掃除と洗濯開始。
15:00  交互に赤ちゃんをあやしながら昼食

きりがないのでこのくらいにするが、要するに授乳のサイクルが3時間に一度なのに対し、おむつ→授乳→搾乳のプロセスが1時間以上かかるので、一回の睡眠は2時間弱しか取れない。
それを何度も繰り返す、という形。

私は睡眠時間が乱れることなど気にせず、毎日昼過ぎまで寝まくっていたので何とかなったが、朝ちゃんと起きるママには、寝不足でふらふらになり倒れてしまう人、もいるという。 
どうせあと数ヶ月は休みなわけだし、仕事で徹夜続きの独身時代なんて土日は夕方まで寝まくっていたわけだし、今更朝早く起きる生活をする必要はない、と開き直って、睡眠第一にした。

それから、産前に準備していたものでも、足りなかったり、想定と違ったりで、新たに買い物が必要になることがしばしば。その際には、Amazonや楽天、ベルメゾンなどのネットショッピングを大いに活用した。
おむつや粉ミルクはもちろん、レンタル搾乳器や自分の授乳服、おしりふきやらおしりふきウォーマーやら、赤ちゃんのタオル、おもちゃ、おしゃぶりやら、何から何までネットで購入していた。
しかも、○ちゃん本舗などの店頭で買うより、ネットで買ったほうが2-3割安いし。
お蔭で、毎日数回宅配が届いて、赤ちゃんの世話をしている途中に来ると出られず大変なのと、空の段ボール箱の山を潰すのが大変だった。

当時Amazonで買って、すごく良かったと個人的に思うものを紹介しておく。

リッチェル のせのせミルクボックス
リッチェル
搾乳や授乳に必要な哺乳瓶をいちいち洗ってると大変なので、哺乳瓶は大量に購入したのだが(搾乳用に6本、授乳用に2本)、これをまとめて洗って煮沸して、立てて乾燥して置けるこのボックスは便利。
哺乳瓶10本くらい中に入るし、上にミルクの缶などを並べて置ける。現在でも重宝しているものの一つ

授乳はママにとって初めてなだけでなく、赤ちゃんにとっても初めて。まずは「吸って飲む」ということを訓練するにあたって、特殊な形の訓練用乳首がついたこの哺乳瓶はオススメ。
その後、乳首のサイズを変えるにあたっても、ピジョンの「母乳実感」シリーズのものをそのまま使えるので便利だ。


哺乳瓶や搾乳器の煮沸用の容器は色々あるが、哺乳瓶専用のものは哺乳瓶にしか使えないので実は不便。これはたくさん入るし、色んな形のものが煮沸できるし、そのうち煮沸なんてやらなくなっても、野菜などをスチームするのにも使える容器なので、便利。


チュチュベビー 出っ歯になりにくい 蓄光デンティスター1 授乳期用(0ヶ月~6ヶ月頃) ドイツ製
チュチュベビー
おしゃぶりは賛否両論あるが、ウチではどうしても泣き止まない時や、寝かしつけで「寝たかな?」という程度で下ろすときに、口にくわえさせるのに重宝した。
この商品は口の部分が蓄光するので、夜中でも光って見えるから、赤ちゃんが寝てから外したり、夜中に泣きだした時にくわえさせたりするのに便利だった 


抱っこ紐は色んな種類があるが、抱っこ紐を子供の成長に合わせて2種類買っても良い、と思っている人には、このベビービョルンオリジナルがオススメ。
エルゴでインサートを入れるより、圧倒的に首周りの安定感がある。また、エルゴよりずっと軽くて装着も簡単だからだ。
生後4週目くらいから主に家の中で使用。その後、外に出るようになってからは外でも使用している。今でもベビーカーより重宝しているグッズの一つ
ただし、子供が重くなったら、腰紐がないこのタイプはキツイので、エルゴなどの腰紐付きのものに買い換える必要があるが、今のところ、6kgの子を1,2時間抱っこし続けるくらいなら全く問題ないかな、という感じ(人による)。
この商品、首すわり後は写真のようにガードを折り返して使えるだけでなく、首と腰が座ったら前向き抱っこも可能なので、力のあるパパなら、2歳ころまで(製品は13kgまでOK)問題なく使えると思う。

別にベビービョルンの回し者ではないが、このバウンサーもオススメ。うちの娘はこれが大のお気にい入りで、泣いていてもこれに乗ると泣き止むくらい。3週目ころから使い始めた。上の写真は1ヶ月の誕生日の時だが、こんな感じで使われていた。
実は私の弟からのプレゼントで頂いたのだが、弟がAmazonで購入していたんで、ここでご紹介。


■産後3~4週目:腰痛がひどい、赤ちゃんの世話に追われ、家事の時間はない

いわゆる「魔の3週目」と言われる頃で、個人的には一番つらかった時期。
とにかく抱っこしていなければギャン泣きするので、抱っこのための赤ちゃんの上げ下ろしで腰を痛めてしまった。
当時の育児記録を見ると、夜は5~6時間まとめて寝られるようになったが、昼間は1時間に一度授乳している。

3月27日(金)
2:00 おむつ交換後、ミルク60ml。寝る(5時間睡眠
7:15 赤ちゃん起きて、母乳を左右15分ずつ添い寝しながら与える。おむつ交換して寝る(3時間睡眠
11:00 赤ちゃん起きて、母乳を左右15分ずつ与える。おむつ交換。ここで自分も起きて、赤ちゃんを近くにおいてシャワーに入る
12:15 赤ちゃんが泣き出すので、おむつ交換。自分の昼ごはんを食べる
13:00 赤ちゃんが泣き出すので、おむつ交換。泣き止まず、母乳を与えるが5分だけしか吸わない。その後抱っこを続けて、ようやく寝る。疲れたので少し昼寝する(30分睡眠
14:10 赤ちゃんまた泣く。抱っこをしばらくしているとまた寝る。搾乳をしておく。
15:15 すると赤ちゃんまた泣く。おむつ交換。泣き止まず、母乳を与えると、左右15分ずつ飲む。再度おむつ交換。 
16:30 赤ちゃんまた泣く。おむつ交換。泣き止まず、搾乳を30mlほど飲む
17:30 赤ちゃんまた泣く。母乳15分。その後搾乳を50ml与える。 だっこして寝かせる。

こんな感じで、寝ることは出来るようになるが、一日中赤ちゃんの面倒を見ているか、搾乳しているかで、自分が食べる食事を温める(料理はしない)以外は、家事も出来ない。
腰痛もひどいので、立ち仕事はできるだけ避けて、産後ヘルパーさんにやってもらうか、夫が帰ってきてから全てやってもらう、というのが常だった。 

よく産後1ヶ月を床上げとかいって、それまではできるだけ横になって寝ていなさい、というのが日本のカルチャーとは聞いていたが、私の場合、本当にそんな感じだった。
Yahoo!のCEOのマリッサ・メイヤーが、CEOの職について2ヶ月で第一子を出産し、その後、産後3週間で仕事に復帰したと聞いていたが、すごいなぁと思った。(産んだ年齢もほぼ同じだから、高齢は理由にならないし!)
やはり、欧米人とは体の作りが違うのかなぁ、と思った次第。

お宮参りなんてムリムリ、ということで(赤ちゃんじゃなく、自分が)、ゴールデンウィークまで延期。
なお、最近は両家の祖父母が集まるのも大変なので、お宮参りとお食い初めをくっつけてやる、という話も良く聞くが、これは赤ちゃんのためだけでなく、母体のためにも正解だろう、と思っていた。

ただ、頑張ったかいがあり、小さく産まれた子が、1ヶ月検診の頃には平均体重に達していた。
こうして、てんやわんやのなか、一ヶ月の誕生日を迎えた。

【産後一ヶ月のまとめ】
・ 最初の数週間は、1~2時間ずつしか寝られないので、寝る回数を増やすこと。夜早くから寝るか、昼すぎまで寝ることで、合計8~9時間寝れば、寝不足で倒れることはない
・ 買い物に行くのが困難なので、ネットショッピングを活用すること。今やネットで買えないものはない
・ お宮参りなんて1ヶ月後にしなくても、今の時代赤ちゃんが死ぬわけでもないので、母親の体調を優先すること 
・ 家事は立ち仕事は出来るだけ夫の協力を得ること。特に大人の服の洗濯や、寝室以外の掃除はやらなくても死ぬわけではないので、週末や夜に旦那さんにやってもらって乾燥機や浴室乾燥を使えばよし
・ 腰痛は抱っこを続けることより、赤ちゃんの上げ下ろしでなることが多いので、抱っこ紐などの便利なものを使うこと 

ヨガのススメ-キャリア女性の体力維持からマタニティ・産後ヨガまで

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今日は近くのヨガスタジオの「産後ヨガ」のクラスに行ってきた。
生後6週以降の赤ちゃんを連れて参加できるヨガで、私は今日で3回めの参加。
もう6kg近い赤ちゃんの抱っこと上げ下ろしで、この一週間で腰痛がひどくなっていたのが、だいぶ和らいだ。

腰痛の解消に

腰痛がひどい、という人にお会いすると、私はいつもヨガを勧めている。
腰痛には色んな原因があるので、一概には言えないが、多くの場合の筋力不足による腰痛には、ヨガが合うと思う。

若いころに筋力があった人ほど、その筋力を前提に体が作られているので、腰痛になる人は多いらしい。
私は小さい頃から水泳をやっており、中学の頃には背筋が250kg近くある筋力の持ち主だった。
が、大学受験の頃に水泳をやめ、筋力、特に脊柱起立筋が落ちたのがきっかけで、腰痛を患うようになった。

これが、ヨガを始めた頃から徐々に治ってきた。ヨガの先生に聞くと、
・脚の裏側の筋肉(ハムストリングス)がストレッチされることで、坐骨神経が引っ張られないようになる
・脊柱起立筋そのものが鍛えられるため、腰椎の負担が減る
・腹筋やインナーマッスルが鍛えられ、脊柱起立筋以外の部分で体重を支えられるようになり、腰に負担がかかりにくくなる
などなど、いくつか理由があるらしい。

ともかく、ヨガのクラスに行ってポーズをひと通りやると、腰痛がラクになるポーズがいくつか出てくる。
普段から、痛くなるたびにそれらのポーズをやるようにすると、筋肉がストレッチされ、必要な筋力がつくようになり、徐々に治ってくる。

なお、中には痛みを悪化させるポーズもあるので、クラスが始まる前に、先生に腰痛だということは必ず伝え、痛くなるようなポーズは避けるのが良い


キャリア女性の体力維持に

ヨガを始めて、腰痛と生理痛が治っただけでなく、どんな時でも心を穏やかにできる方法を知り、体の声を聞く(!)ことで、体のリズムによって変わる自分の体調の管理ができるようになった。

キャリア女性で、男性並みにバリバリ働いている人には、体を壊してしまう人が結構いるように思う。
私の高校・大学の友人にも、会社の後輩たちにも、コンサル業界に入った他社同期にも、激務が原因で、20代後半くらいで体を壊し、仕事を一旦やめた、という女性は割と多い。

ただでさえ、男ばかりの中で女性ひとり、という環境がストレスフルなのに、何日も睡眠不足が続くような環境で、精神的なストレスも多いところで、男性と同じように働いていくのは、体力や精神力に自信があってもかなり大変なことだ。

ヨガの先生で、元々はキャリアウーマンだった、という方によくお会いする。
投資銀行や商社などで男性並みにバリバリ働いていたが、体調を壊してしまい、退職。
アメリカに行ってヨガに出会い、体調がすこぶる良くなったのがきっかけで、ヨガの先生になった、という経歴の持ち主だ。

実際、ヨガを続けていると、体の声を聞く(!)ことが出来るようになる。
と書くと、宗教じみてると思われるかも知れないが(笑)、単純にヨガの呼吸法でゆっくり腹式呼吸をしながら、動かしている体の箇所に意識を集中させることで、その部分の調子がいつもと違わないか、痛みがあったりしないかなどを知ることが出来る、ということだ。

続けているうちに、「ん、今日は腰の筋肉がいつもより張っているぞ」「今日はふくらはぎがむくんでいるぞ」などとわかるので、そういう部分を重点的に動かすことで、元通りにすることが出来る。

また、そうやって体の声を聞くと、自分の体のリズムによる体調の違いがわかる。
生理前にはいつもより体がこわばっており、生理前日には骨盤が硬く「あ、明日からだ」と分かったりする。
月のものが終わってしばらくすると、体の温度が上がりやすくなり、体も柔らかくなる。
体のリズムを自分で感じられるようになってくるので、仕事の時でも、いつは無理をしてよいか、いつは自重したほうが良いか、というのがわかるようになる。

ちなみに、体の声を聞くのはマッサージの効果をあげるときにも役立つ方法。
私はマッサージ師さんに、「こんなに短時間で効果が上がる人に初めて会いました」とよく言われるが、これはマッサージを受けているときにも、ヨガを応用しているからだと思っている。
ヨガの呼吸法で腹式呼吸をすると、マッサージの痛みを逃がしながら、マッサージされている箇所に意識を集中させることで、筋肉のコリを短時間でほぐすことが出来る。

ヨガの呼吸法は、落ち着かない時や、焦っている時などに、心を落ち着かせるためにも役に立つ。
ゆっくりと鼻で息をしながら、20秒くらいかけて腹式呼吸をする。
大切なプレゼンの前のエレベーターの中とか、イラッとしたときなどに、この呼吸法で心を落ち着かせている。

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妊娠前の体を整えるために

女性の体を整える、という意味では、最近は「子宝ヨガ」「妊活ヨガ」など、妊娠しやすくなる体になるためのヨガ教室も増えてきている。
ヨガで心が穏やかになると同時に、骨盤の歪みがなくなり、体調が良くなると、妊娠しやすくなるのだという。

私はこの手のクラスは雰囲気が苦手で受けたことがないのだが、ヨガを続けることで腰痛や生理痛が治ったり、生理が安定して来るようになり、心が穏やかになるのは確かなので、妊娠にも効果があるのかもしれない、と思っている。
高齢にも関わらず、結婚を決めた後すぐに妊娠したのも、ヨガを続けていたせいで体が作られていたのもあったのかもしれない。


ヨガスタジオ・クラスの選び方

さて、どうやってヨガスタジオやクラスを選ぶか。
多くのヨガスタジオは、最初の1,2回はトライアルで安めの料金で受けることが出来、その後は月会費を払うパターンだったり、回数券方式だったり、一回ずつお金を払ってドロップ・インできる形だったりと色々だ。
スタジオの雰囲気の好き嫌いもあるので、まずはトライアルを使って行ってみるのが良い。

ヨガスタジオのスケジュールを見ると、色んな種類のヨガのクラスがあって迷ってしまうが。一番大切なのは先生を選ぶことだと思う。
激しく運動量の多いヨガを好む先生もいれば、ゆったりした瞑想型のヨガを好む先生もいる。
どちらが良いかは、その人の体質(筋肉が多いか少ないか、体が硬いか柔らかいか)にもよるし、先生との相性にもよるし、好みにもよるなので、試行錯誤しながら探すしかない。

私は、適度にストレッチをやり、運動量も多い先生が好き。
余り動かない、無理をしないタイプの先生はすぐに飽きてしまって続けられない。
あとは、痛いストレッチばかりやる先生だと続かない。
これは、私自身に基礎的な筋力があるので、ストレッチもあり運動量が多い方が楽しいということ、でも昔から体がとても硬いので、ストレッチの度合いがきつくて、「そのくらい曲がるのが当たり前でしょ」みたいな感じのスパルタ先生だと、小学校の体育の先生を思い出して嫌になる、という理由。

まずはスケジュールを見ながら、曜日・時間の合う先生のクラスに行ってみて、合わないな、と思ったらすぐに他の先生に変える、という形で探す。
都合の良い時間全て試してみたけど、合う先生に会えなかった、ということもあるので、初めてヨガに通うときは、回数券か、一回ずつお金を払える方式のヨガスタジオに行くのが安全だろう

マタニティヨガ

妊娠中の運動にヨガが良い、というのはよく言われているので、妊娠して初めてヨガを始める人は多いかもしれない。
どんなヨガスタジオにもだいたいマタニティヨガのクラスは用意されているので、ネットで近くのヨガスタジオを2,3軒調べて、トライアルで行ってみると良い。
あとは、産婦人科でもマタニティヨガ教室をやっているところなどがある。

先生によって、動き方が結構違い、激しく動く先生もいれば、ゆっくりとしか動かない先生もいる。
私自信は、動くヨガが好きなので、そういう先生のところに通った。
アメリカ仕込みで「妊娠は病気ではないですから、しっかり動かして体力付けなきゃダメ~。ゆっくりとしか動かさないのは意味ないから」とかいって、結構しっかりと体を動かす先生だった。

通い始める時期は、妊娠16週から、とか、5ヶ月に入ってから、とか先生によって基準が色々である。
切迫流産などの疑いがある人は、ヨガも出来ないので、最初の妊婦検診の時に、かかりつけの先生に聞いて、一応許可をもらうこと。

マタニティヨガ自体は、出産予定日前日まで続けられるが、これも切迫早産とかの疑いがある人は別なので、先生に相談すること。


産後ヨガ

産後に、出産で開いた骨盤を元通りにしたり、なくなった筋力を復活させるにも、ヨガは良いとされている。

私の通っているヨガスタジオは、産後6週目から、赤ちゃん連れで参加できる。
赤ちゃんは、ヨガスタジオのマットや毛布の上に、持参したタオルケットをおき、その上に置いて、その横でヨガをやる。
赤ちゃんがグズってしまったときは、先生があやしてくれたり、場合によっては抱っこしながらヨガのポーズをしたりする。
どうしても泣き止まない時は、自分だけ途中でストップして、授乳したり、オムツ替えをしたりも出来る。

一回目の時は大泣きしてヨガの先生にあやされていた我が子も、今日は一人でアブアブ声を出しながら機嫌よく遊んでいた。

やはり、産後の体はこれまでとは違う、というのがよく分かる。
妊娠中でも普通に出来ていたポーズが、今は筋肉が落ちていて、痛くてできない、というのがたくさんある。
しばらく産後ヨガのクラスを続けて、筋力を回復したい。


私自身はまだ経験していないので書けないけれど、更年期の体調管理にもヨガが役に立つ、と聞いている。
このままヨガを続けていって、10年、15年後には迎えるであろう更年期も乗り切りたい。


以上。
こんな風に、ヨガは、独身でバリバリ働く20代の頃から、妊娠前、マタニティ、産後、そして更年期と女性のライフサイクルの色んなタイミングで、体調管理や体力維持に役立つ、人生にわたって長く続けられる趣味だ。
肩や膝を壊したり、という心配もないし、生理中や妊娠中などでも続けられる。
そして腰痛の解消など、男性にも役に立つと思われる。
まだやったことがない、という方で、上記の状況に当てはまる人は是非是非、始めてみて下さい。 

書評:Tracy Hogg 赤ちゃん語がわかる魔法の育児書

「魔の3週目」という言葉がある。
生後3週目ころから、赤ちゃんがギャンギャンと大声で泣き始めるようになり、また夜中も寝ないで泣き始める、夕方に突然泣き始めるなど、制御不能になる現象をママたちがそう呼んでいる。
産後の体調も回復し、夜間の頻回授乳も減り、漸く睡眠時間が取れるか、と期待していたママたちにとって絶望的になる瞬間だ。

今振り返ると、生後3,4週目ころからは、赤ちゃんに大声で泣くだけの肺活量や、夜中も寝ないで泣くだけの体力がつき始めるから、ああなるのであろう。
一説には、赤ちゃん自身が、心地よかった子宮から、厳しい外界に出てきてしまったことに気づくのがこの頃で、何故自分はこんなところにいるのかと我に返って泣く、という話もある。

ウチの娘にも「魔の3週目」があった。
理由がわからず、とにかくギャンギャンと大声で泣きまくるので、私はひとりでオロオロ途方にくれていた。
おっぱいでもないし、おむつでもない。お腹が痛いのだろうか。一体何なんだ?
何をしても泣き止まない、そして寝ない赤ちゃんを抱っこしてばかりで、何もできずに一日が終わってしまうことも多かった。

そんな頃に読んで救われたのが、このトレーシー・ホッグの育児書だった。
1990年代に発売されて、アメリカではベストセラーになった本だ。
シアーズ博士のベビーブックに並び、アメリカでは育児書の双璧とも言える。


トレーシー・ホッグは、看護師の資格を持ち、ベビーシッター養成や育児相談などを行うプロのベビーシッターであり、この本はその経験を通じて、何千もの赤ちゃんとその親との組み合わせを見てきて書かれた本だ。
他の育児書との違いは、赤ちゃん視点でありながら、「とにかく親がラクになるための方法」を書いていることだ。

親がラクになるために一番大切なのが、「赤ちゃんが何を言いたいのかを理解すること」。
赤ちゃんの仕草や泣き方をよく観察して、本当にしてほしいことを理解し、してあげれば、赤ちゃんも喜ぶし、親も楽になる。
それをしながら、授乳→遊ぶ→寝る→親が自分の時間を取るというリズムを作ってあげることで、赤ちゃんの体調も整って、腹痛などが減ってくるし、親もいつ自分の時間が取れるのか予測できる生活が出来るようになる。

赤ちゃんを育てた経験のない人は、もしくは育てていても、この本でいうところの「エンジェルタイプ」や「育児書タイプ」の赤ちゃんだった人は、そんなことの何が大変なのか、わからないかもしれない。
でも、多くの親は赤ちゃんの声を聞き分けるのが難しいと感じたことがあると思う。
実際、泣いている赤ちゃんを目の前にして、冷静に観察して、理由分析をするなんて難しいのである。

この本が優れているのは、泣き声を聞くと、とっさに行動に出てしまう親は、何故赤ちゃんの泣いている様子を黙って観察する事ができないのかを、親の心理状態にまで入り込んで問題解決をしていることだ。

例えば、赤ちゃんの泣き声を聞くと、おっぱいを赤ちゃんの口に突っ込んで泣き止ませてしまう母親がいる。
彼女は、自分の母親に「泣くのはあなたの育て方が悪いんじゃないの?」と言われたことが原因で、「とにかく泣くのはダメなんだ」と、落ち着いて赤ちゃんの泣く様子を観察することが出来なかったのだという。

赤ちゃんに自分の思いを重ねてしまう親も多いという。
イヴォンヌの赤ちゃんは寝付くときによくぐずります。
「まあ、かわいそうなアダム。一人ぼっちで寂しかったの?怖かったの?」
実は寂しいのはアダムではなく、イヴォンヌの方なのです。彼女の夫はたびに出ることが多いのですが、彼女は一人ぼっちが昔から苦手です。だからほんとうは「かわいそうなアダム」ではなく、「かわいそうなわたし」なのです。

難産だったなど、自分の満足するお産が出来なかった母親は、自信が持てず、赤ちゃんの声をうまく聞き分けることが出来ない事があるという。
でも、難産で悲しいのは自分であって、赤ちゃんはなんとも思っていない。

母親や父親自身に精神的に不安定な要素があると、その気持ちを赤ちゃんに置き換えてしまうことが多く、冷静に子育てできないため、著者はまずは親自身が自分の精神状態を理解し、「それは自分の問題であって、赤ちゃんの問題ではない」と自覚することを説いている。

そして、赤ちゃんが育てにくいのは、親の育て方が悪いのではなく、赤ちゃん自身の性格に由来することが多いこと。他人の赤ちゃんと比較して、育て方に自信をなくすのではなく、赤ちゃんがどのような性格で、何を求めているかをよく観察し、コミュニケーションを取ることが一番大切なことを説く。

こうやって赤ちゃんは、親とは別個の人格で、別個の感情を持つ人間なんだ、ということを自覚すると、この子は何を求めているのか、と冷静に観察して、欲しい物を与えることができるし、子育ても徐々にラクになる。
早い段階から、このように親が子供を別の人格だと自覚し、自分の感情を移入しすぎない子育てが出来るのは、親にとっても、赤ちゃんにとっても良いことではないだろうか。

赤ちゃんが泣くのは、お腹が空いたり、オムツが気持ち悪いだけでなく、「眠い」とか「疲れた」とか、「ゲップが出なくて痛い」、「暑い」、「寒い」、「興奮しすぎた」など、色んな理由があるが、これを頭や顔、舌や手足の動かし方などを含めた「泣き方」で原因を見分ける方法を教えてくれているのも、この本の良い所。
赤ちゃんが泣くたびに、P150~153の見分け方の表を読んで、理由を判定し、ボロボロになる頃には、私も赤ちゃんの泣く理由が7割くらいはわかるようになって、以前よりずっと楽になってきた。

おっぱいは伝家の宝刀、赤ちゃんは泣き止むことが多いのだが、余り使いすぎると親は赤ちゃんに振り回されて何もできなくなるし、そうやってちょこちょこ飲みばかりが続くと、赤ちゃんは栄養が多い後乳を飲めないばかりか、乳糖がたまって腹痛を起こすので何もいいことがない。
泣く理由がわかると、泣くたびにおっぱいを突っ込む必要もなくなり、腹痛などで泣くことも無くなって、徐々にリズムが整ってくる。
おっぱいをあげるのは、他の原因が考えられない本当に最後の手段としか使わなくなるので、授乳間隔があき、一回で量を飲ませられるようになるので、いわゆる「完母」がやりやすくなる。

こうして、わたしも赤ちゃんをあやしながら家事をしたり、ブログを更新したり、ということが普通にできるようになってきた。
(もちろん、出来ない日もある)

そうなるまでには、三歩進んで二歩下がりながら、一ヶ月くらいはかかるのであるが、3冊くらいの育児書を買って、親の生活をとにかくラクにする、という意味で一番役に立ったのはこの本だなぁと思っている。

[私が他に買った育児書]
新編 シアーズ博士夫妻のベビーブック
ウイリアム・シアーズ
主婦の友社
2008-12-18
 
親と離れてベビーベッドで赤ちゃんを寝かせて自立心を育てる育児が当たり前のアメリカで、母乳育児や、添い寝や添い乳、スリングで一日中一緒にいるなどの「アタッチメント育児」を推奨し、ベストセラーになった本。トレーシー・ホッグと両方読むと、バランスが取れるようになると思う。こちらもまたどこかで書評します。


0~4歳 わが子の発達に合わせた1日30分間「語りかけ」育児
サリー ウォード
小学館
2001-06-26

一日30分、赤ちゃんに語りかけ、双方向のコミュニケーションをすることで、子供の精神的な発達を促す本。
この本を読んで、私は赤ちゃんが「ほー」といえば「ほー」と返し、買い物に行っても「これはトマトだよ~」などと赤ちゃんに語りかける変な人になってしまったが、赤ちゃんとコミュニケーションがとれている自信は持てた。これもどこかで書評します 


書評:産後が始まった!夫による、産後のリアル妻レポート

空前のイクメンブームで、世の中には男性向けの育児書が溢れているが、「夫に産後の妻のキモチを分かってもらうために読んでもらう本」として、断然オススメなのがこの本。

産後が始まった! 夫による、産後のリアル妻レポート
渡辺大地
KADOKAWA/メディアファクトリー
2014-03-14


この本は育児書ではなくて、産後に夫婦でどんな壁にぶち当たるのか、ということをわかりやすく解説している、いわゆる産後クライシスを回避するための本である。

産後クライシスといえば、何と30%の夫婦が産後2年以内に離婚しているという統計(厚生労働省)、5割の妻が産後に夫を嫌いになっているという統計(ベネッセ)もあり、ウチは愛し合っているから関係ないね、と思っている夫婦でも「産後クライシス」はひとごとではない。
そこまで行かずとも、産後の大変さを夫に理解してもらえないと感じたり、家事や育児を思ったように効率よく手伝ってもらえないときに、夫に不満をぶつける前に、この本を読んでもらう方が、夫婦仲良く楽しく産後ライフを送ることが出来るだろう。

この本は、産後、妻はどれだけ体力的・精神的に参っているものなのか、家事を手伝っているのに「何もしない」と妻に怒られるのは何故なのか、産後の夫婦間のよくある誤解やすれ違いを、かわいいタッチのマンガ入りで解説しており、パッと手にとってさっと読む事ができる。
この本の作者(男性)自身が経験したことを、そのままマンガにしているのだが、マンガだけに、普通だったらお互いに言えないようなことも言い合っていて、こちらの気持ちを代弁してくれるので、読んでいて気持ちが良い。例えばこんな感じ・・・
2人目の妊娠を聞いた時、
夫「やったあぁ、家族で野球チームの夢に近づいたぞ!」

夫のテンションに対して浮かない妻の顔。
妻「2人目か…産後相当大変だよね…」
夫「何で?一人目そんなに大変じゃなかったじゃん。大丈夫だよ!
  自分で言うのも何だけど、オレ「イクメン」な方だと思うけど?
  一人目の時だってさ、頑張っていっぱい残業して、帰ったら必ずコミュニケーション取って…」
妻「なぁにがイクメン?
  遅く帰ってきてせっかく寝た子を起こすわ。寝かしつけるまで「ごはんまだ?」とかボケッと待ってるわ。
  毎晩毎晩「りょうくん可愛かった?」ってこっちは悪露や抜け毛や色んな悩みで心も体もぼろぼろだったのに、気付いてなかったんかー!!」

ただ子供をかわいがって「イクメン」を自認していた私は、妻の気持ちを知ってガクゼンとしました
妻「二人目でまた同じことの繰り返しだったら、もうオシマイだからね!」 

夫は一生懸命家事を手伝っているつもりなのに、何故「何もしてくれない」と言われるのか、など、夫がギモンに思うところも、ちゃんと妻の気持ちを代弁して書いてくれている。
例えばゴミ捨て。
この本によると、夫が一番手伝っていると思っている家事の1位は「ゴミ捨て」だが、妻が手伝って欲しいと思っている家事の1位も「ゴミ捨て」だという。
その理由は、ゴミ捨ての際、夫がやるのは、妻が家中から集めてまとめたゴミを、玄関からゴミ捨て場に移動するだけだから、ということ。一番大変なのは、家中のゴミ箱やその辺に落ちてるゴミを集めてまとめるところなので、そこからやって欲しい、と妻は思っているのだ。

全くその通り、と私も共感。
台所の生ごみの臭いのを我慢しながらビニール袋を閉め、リビングのゴミ箱はまだ半分しか埋まってないからこっちとまとめよなどと考えながら集め、洗面所のゴミ袋を集め、寝室のゴミ袋を集め、ついでにベッド周りに落ちているティッシュのゴミを拾い、大きなゴミ袋に束ねて・・・
それからAmazonの段ボール箱を全部潰して運びやすくまとめて、ペットボトルは袋に入れて、夫がゴミ捨て場に運びやすいように玄関に整列。
ここまでが大変なので、この作業も全部やってくれたらラクなのに、とは内心思っていた。
こういうことは言えば良いのかもしれないですが、せっかくゴミ移動をやってくれているので、気分よくやってほしいと思うから、わざわざ言わない。
だからこそ、この本をそっと置いておいて、読んでもらうだけで、こちらの気持ちを代弁してもらえるのはありがたい。

それから、夫の方も完璧イクメンなどではなく、ダメっぷりがちゃんと書かれているところもこの本の良い所。
夜中のオムツ替え担当なのに、余りの眠さに負けて、 気づかないフリをしてスルーしようとする夫。 
家事を手伝いに来てくれた妻の母親に感謝の言葉も伝えず、「えー明日来れないんですか?」などと言って母親を怒らせ、サポートを打ち切られる夫。
夫が読んでいて、自分が責められるばかりの本はあまり嬉しくないですが、「こんな気持になるのってオレだけじゃないのね」と共感できるところが多いのは読みやすいだろう。

結局のところ、夫婦が自分の思っていることを相手にうまく伝え、相手の気持ちを理解して、お互いに「ありがとう」と「ごめんね」を言い合うことが出来れば、産後クライシスなんて起こりえないと思うが、この「うまく伝える」というのが難しい。 
この本を二人で読むことで、言いづらいこと、表現しにくいことも相手に伝わる、という意味でコミュニケーションの道具としてオススメである。

無事出産しました

お久しぶりです。
ご報告が大変遅くなりましたが、3月7日に無事女の子を出産しました。

最初の一週間は、聞いていたとおり寝る暇がなく、1時間ずつ寝る感じ。その後も、 なかなか手が離れず、自分の身の回りのことと家事をするのがやっとで、ブログを書く時間と精神的余裕がなかなか取れず・・・
でも、きょうでやっと生後40日。
夕方に大泣き、寝るか飲む以外は泣いてばかり、夜もなかなか寝ない、などは余り変わりませんが、少しずつ対処する方法を身につけて、ちょこちょこ自分の時間を作れるようになってきたので、ブログ復帰してみました。 

とりあえず、出産時と産後の経過を簡単にご報告。

BlogPaint

無痛分娩だったこともあり、私自身の産後の経過は順調でした。陣痛促進剤をうち、バルーンを入れて、分娩が始まるまでは1日かかりましたが、分娩台に上がってからは30分というスピード出産でした。無痛で痛みを感じるのは、最初に麻酔が効き始めるまでと、その後胎児の頭が下がってきて痛い場所が変わってきた時に次の麻酔が効き始めるまでの2回だけで、あとは痛みを感じることなく産めたので、やはり楽でした。
ただ、麻酔が効くまでに骨が割れるような痛みを30分ほど感じていたので、これが数時間も数十時間も続く自然分娩って一体どれだけの大変さだろう・・と思いました。

子供は小さめに生まれたので最初は心配しましたが、とても食欲旺盛で、一ヶ月検診では生まれた時の1.5倍以上まで増加。おかげさまで、とても元気です。

産院は母子同室で母乳育児推進のところだったので、出産翌日からほとんど寝られず、いきなり寝不足の日々。母乳は出るし、赤ちゃんも飲もうと頑張るのだけど、小さい赤ちゃんには力がなく、思うようにうまく母乳が飲めない。でも胎便が大量に出るので、体重がどんどん減る。
こんなに小さく産まれたのに、飲むことも出来ず、大丈夫だろうか、赤ちゃんはこんなにも頑張っているのに可哀想に・・・と心細くなり、明け方に病室でひとりで泣いたりもしました。

今は粉ミルクとかあるけれど、粉ミルクがなかった時代、母乳が出ないお母さんの赤ちゃんは一体どうしていたんだろう・・・ああそうか、もらい乳とかしていたのか、昔は村コミュニティで子供を育てていたんだものね。
その昔は??ああ、山羊とかにもらい乳したとか言うよね・・・昔のママも心細くなかっただろうか・・と突然、太古の昔に思いを馳せては、涙がボロボロ。
今は粉ミルクとか、点滴とか、いくらでも技術が進んでいるから何とでもなる。有難いなぁ・・・と技術に感謝しては、またボロボロ。
でも、そんな中で途上国で赤ちゃんが餓死していく国もたくさんあるよなぁ、そんな国のママたちはどんなにか心細く悲しいだろう、と他国に思いを馳せ、また涙が滝のように出て、と、一日中ひとりで泣きまくっていました。
今思うと、産後ハイというやつですね。
あとで、朝食会で他のママさんに聞いたら、母子同室で、一人泣くママは多いようです。

退院後は、夫が1週間育児休暇を取得。実家の援助など受けず、二人だけで生活を築こうと決めていたので、ふたりとも頑張りました。私は赤ちゃんの世話と家事の一部手伝い、夫は洗濯、掃除、皿洗い、ゴミ捨てなどの家事、赤ちゃんの世話も手伝う。食事は、野菜豊富な弁当を数日分手配。

一日後、夫の育休中はこれでも何とかなるけど、翌週夫が仕事に戻ったら絶対無理だね、回らないよ、体壊すわ、とわかり(笑)、すぐに産後ヘルパーの会社に登録、翌週から週に2回ほど来てもらう手はずを整えました。
夫も家事が得意なわけではないので、仕事で朝早く夜遅い生活に加えて家事も、というのは無理だよね、と。
食事も、弁当よりは、美味しいつくりたてを食べたいし。

ただし、この時に二人で何とか乗り切ろうとして、一週間二人だけで頑張った経験は、今でも大変さをお互いが理解し、相手を思いやる二人の絆になっており、本当に良かったと思っています。夫も育児の大変さがわかっているので、気付いたらいろんな事をやってくれますし、お互い労いの言葉もかけられます。

この産後ヘルパー、英語ではDoulaと言うらしいですが、日本ではほとんど普及していないですよね。
出産したら翌日退院して歩いて帰るのが普通、という欧米の白人たちと違い、東アジアの国々では「床上げまで一ヶ月」と言われるなど、一ヶ月くらい安静にしていないと骨盤が安定しない人種なわけですが、その割には産後の産婦をケアする仕組みが整っていない日本は不思議だなぁとつくづく思いました。
実家や義実家など、身内でこういったサービスが内製化されているからでしょうね。
この辺りはまた記事に書きたいと思います。

とりあえず、今日はこんなところで。
あとタイトルが「Lilacの妊娠・出産・育児ノート」に変わりました。「育児」が増えました♪

またこれからもよろしくです。
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