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せっかく再開したのに、1ヶ月以上更新をご無沙汰していました。
私は昨日から妊娠36週、つまり臨月に入りましたが、今回はまだ産休に入らず仕事は続けておりまして、これがまたなかなか忙しく。
引き継ぎできるものは徐々に引き継ぎを進めていますが、責任者として最後まで見続ける必要があるプロジェクトもあり、なかなか完全産休に入るのは難しいです。

ご自身で事業をされている女性や、フリーランス、起業その他、また会社の中で責任のある役職についているとか、様々な理由で、出産直前まで仕事を続ける人はいるでしょう。
一方で、出産に近づくに連れ、お腹も大きくなって動くのもしんどくなり、足がつったり腰痛がひどくなったり、夜は寝苦しくてあまり寝られなかったり、普段と同じように仕事を続けるというのも困難になってきますよね。
それでもどうやって仕事を続けるか。
今回はそんな方の参考になるような記事を書こうと思います。

■ 32週で「国内出張禁止」令が出た仕事ぶり…
前回の記事(妊娠中の海外出張その1)で、30週の妊婦健診で海外出張にドクターストップ頂いた、と書きましたが、その後32週の妊婦健診では国内出張にまでドクターストップが出る事態に。

お腹の張りもかなり強く、また「子宮頚管」と呼ばれる子宮の内と外をつなぐ管(いわゆる「産道」)がかなり短く、2cmくらいまで縮まっていました。
ネットで調べると、32週で2cmは、個人差によっては家で安静にという指示が出るほどだとか。

私の主治医曰く、
「前回の時は、国内の出張ならOKですよ、と言いましたけど、もう国内も控えないとダメです(XoX)
東京に帰ってこられなくなってしまいますよ~。
それから、お仕事も量を減らして下さい。あなたはとても忙しそうだから、仕事量を減らして体の負担を減らさないとダメです」
とのこと。

確かに、32週までの私の国内出張は、週に2回、朝7時の新幹線に乗って、昼過ぎには東京に帰るという強行スケジュールでした。
に加えて、新幹線乗車中でも電話会議がバンバン入ってくるため、仕方なくデッキで2時間立ちっぱなしで電話、という妊婦にあるまじき予定もザラ。(せめて折りたたみ椅子を持ち歩けば良かった…)
更に東京に帰ってから別の打ち合わせを複数こなし、夜8時とか9時に保育園に娘を迎えに行くと、もう寝てるので抱っこでお持ち帰り。
出張の荷物と娘の両方を抱えて歩くのは、なかなかの重労働でした。
いくら海外出張を控えていても、そんな生活を3週間も続けていれば、赤ちゃんも外に出たいと思うわな。
ごめんなさい。

■ 休みつつ、無理のないスケジュールに変えたら、34週には順調に戻り…

どんなに仕事が大変でも妊婦であることには変わりないし、自分の体やお腹の子に何かあったら一生後悔するでしょう。
それに、早産なんてことになったら、仕事はそこで強制ストップですから、仕事そのものにも迷惑がかかって本末転倒です。
というわけで、半ば強制的に休みながら、仕事を続けることにしました。

ドクターストップを頂いたお蔭で、自分も自覚が持てたほか、周囲の同僚に「ドクターストップ出たんで」と説明し、出張は一切お任せすることが出来るようになりました。
同僚にはようやく色々と気を遣ってもらえるようになり、休みも取りやすい環境になりました。

また、いつも朝の娘の保育園送りを担当している主人が、なんとか早くに仕事を切り上げて帰ってきて、娘の迎えやお風呂を担当してくれるようになったのは大きかったです。
主人はとても大変そうでしたが、これは一番助かりました。

そんな生活を2週間続けたお蔭で、妊娠34週の検診では、子宮頸管長も3cmまで戻り、お腹の張りも全く見られず、先生からも「順調ですね」とお墨付きをいただくまでに回復しました。
本日、36週の検診がありましたが、そこでも「出産はもう少し先、という感じですね。すぐにでも生まれるかも、という事態は回避できました」となりました。

その後も、出来るだけ重い荷物は持たず、出来るだけ他の人にお任せして、引き継ぎ体制を整えることに専念。
どうしても自分がやらなくてはならないところだけやる、出なくてはならない会議だけ出る、という形で何とか両立をしています。

■ 高齢妊婦が、仕事に支障をきたさないよう、直前まで働き続けるためのコツ4つ

というわけで、この1ヶ月、とにかく無理をせず働くことにより、出来るだけ長期間、私が責任者としてプロジェクトに関われるようにすることに心を折ってきました。
その経験を踏まえ、「臨月に入っても仕事を続ける」にはどういう準備や心構えが必要だったか、4つほど思ったことを記載しておきます。

1. 「無理をして早産でもしたら本末転倒」と自覚し、余裕のあるスケジュールを立てる

妊婦として仕事を続けようと頑張っても、無理をして切迫早産を招いたり、未熟児で生まれたり、なんて事になったら結局仕事どころではなくなり、本末転倒ですよね、

当たり前のことではありますが、かなり意識しないとなかなか出来ないのが、この「無理をしない」「休息を取る」ということ。
「休むのも仕事のうち」という言葉がありますが、妊婦ほどこれが当てはまることはないと思います。

まず、移動がある場合は、普段の1.5~2倍の余裕を持ってスケジュールを組むこと。
例えば、普段20分の移動なら35分、30分を予定する移動なら50分、という感じで。
歩いているうちにお腹が張ってきて立ち止まったり、座って休息が必要になったり、ということはザラにありますので。
打ち合わせ時間などの調整時間も、普段より長めに取る。
全体として、ゆっくりしたスケジュールに変えていくと良いと思います。

また、いつの間にか自分のスケジュールにどんどん予定が入ってしまう、という方は「休憩時間」「帰宅時間」などを事前にブロックして置くと良いと思います。

2. いつ自分がいなくなっても良いように、引き継ぎ体制は早めに確保。ダブルリーダー制も検討。

仕事に自分が関わり続ける場合でも、自分がいつ入院、となっても良いよう、後任者に引き継ぎは進めておき、必ずバックアップ体制を整えておくのが良いでしょう。

私は、自分が責任を持っているプロジェクトは、基本的には全てダブルリーダー制を敷いています。
普段は私がリードする形でも、いざという時にはもうひとりのリーダーに責任を果たしてもらえるような体制になるようにしています。
出産が近くなってきたら、もう一人のリーダーがいつでも引き継ぎできるように万全の体制を整えて置く必要があります。
引き継ぎ可能なプロジェクトは、もう早めに移行してしまうのが良いでしょう。

ダブルリーダー制のポイントは、リーダー間の役割分担を明確にしておくことだと思います。
でないと、下の人も混乱するし、ダブルリーダーを引き受ける人もやりにくくて仕方がないでしょう。
半分に切り分けて完全にお任せする、自分がサブリーダーの立場になって相手を立てるなど、いろんなやり方がありますが、状況に応じて相談しながら、役割分担することがポイントだと思います。

3. 上司や同僚には「自分は無理できない体だ」と自分で伝えないとダメ

前の妊娠のときは、一緒に働いていた同僚たちは皆、私に色々なお気遣いをくださり「そこまで気遣わなくても良いのに」と思ったほどでした。
今回は、若い人が多いからなのか、二人目だから私以上に安心していたからなのか(笑)。
一部の人にはやたら仕事を頼まれたり、無理を言われることもありました。
多分、その方々には悪気は全くなく、単純に知らない、または自分が忙しくて他人への気遣いをしている余裕がないのだろうと思われます。

ですが、そういう人たちでも「早産のリスクが有るらしく、これ以上は無理できないんです」とか、「ドクターストップが出たんで」とか、「寝ないと眠くて倒れそうになるんですよ。妊娠中ですし…」とか伝えると、「あ、そうなんだ」となって気遣ってくれるようになります。

相手の理解度や意図に応じて伝え方は色々ありますが、こちらの事情を考えずに無理を言ってくる人には、
「あ、無理させて、何か起こったら自分の責任になっちゃうな」と思わせるように上手く伝えるのがコツかと思われます。
また、そういう人に限って「だったら妊娠中に働くなよ」と内心思ってるかもしれませんが、それは余り気にしないことです。

あと、「ドクターストップが出ている」というのは有効な切り札ですね。
「医者がこう言ってる(=自分の意図じゃない。自分はやる気あるんですが、医者が…)」という言い方は、会社に限らず、変な誤解を起こさずに相手を説得するの全般に使える技だと思います。

みんな、忙しくプレッシャーがかかる中で仕事をしている。
そんな時、こちらが何も言わなくても、妊娠中働く女性に対して「余り無理しないで休んで」など気遣いが出来るのは、自分や奥様が出産で苦労した経験があるとか、本当に気遣いが出来る人なのだろうと、むしろ感謝すると良いかもしれません。

4. 検診にはスケジュール通りに行く。主治医は、自分が無理しないという、正しい判断をし続けるための拠り所だと思え

日本のように、残業してたくさん働くのが当たり前という人達の中にいると、無理して働くのが当たり前、休むのは申し訳ない、とだんだん洗脳されてしまいます。
そんな中にいると、自然と無理をしてしまうでしょう。

だから、定期的に自分の体調を客観的に見て、客観的に判断してくれる人と合うことが重要。
「無理してでも、この仕事をやる」「無理してでも出張する」という自分の判断が正しいのか、確認することが出来ます。

検診も、大事な仕事が入ってしまったりすると、延期したり、キャンセルしたり、なんてしかねません。
そうすると、主治医による客観的な判断が得られなくなってしまい、さらに自然と無理する方向に行ってしまうでしょう。
だから、「検診だけはちゃんとスケジュール通りに行く」というのを徹底するのが大切だと思っています。

以上、出産近くまで仕事を続ける必要がある人が、実際にそうするためのコツだと思うもの、4つ書いてみました。
まとめると・・・

1. 「無理をして早産でもしたら本末転倒」と自覚し、余裕のあるスケジュールを立てる
何度も書きますが、妊婦として仕事を続けようと頑張って、無理をしすぎてて切迫早産を招いたら、結局仕事どころではなくなり、本末転倒ですよね

2. いつ自分がいなくなっても良いように、引き継ぎ体制は早めに確保。ダブルリーダー制も検討
ダブルリーダーでは、役割分担をして、相手も仕事しやすくするのが大切です

3. 上司や同僚には「自分は無理できない体だ」と自分で説明しないとダメ 
無理させる人は悪気があるわけでなく、単に知らないか、想像力が足りないだけ。説明すれば分かってくれるはず。お互い嫌な思いをしないよう、「ドクターストップ」を上手くつかってコミュニケーションしましょう。

4. 検診にはスケジュール通りに行く。主治医は、自分が無理しないという、正しい判断をし続けるための拠り所だと思え 
周囲の人に合わせて、自然と無理して仕事してしまうのを避けるのが、定期的な診断で客観的に自分の体調を判断する主治医だと思います。