Fotolia_81587240_XS
Photo credit: Fotolia

赤ちゃんが産まれて、お世話をはじめてわかったことのひとつに「胎動って産まれてからの赤ちゃんの動きそのままなんだなぁ」というのがある。
産む前は、胎動に一喜一憂した。

私は、高齢出産にもかかわらず、時には自分のお腹に赤ちゃんがいることを忘れるほど仕事で忙しくしてした反省もあり、たまに胎動を感じなくなったり、変な胎動だったりすると「大丈夫なのか?」と不安になった。
ところが、産まれてきた本人を見て、「ああ、あれはこの動き方だったのか」と納得出来るものが数多くあり、そんなに心配しなくても良かったなぁと思っている。

そのうちの幾つかの動きを紹介します。

しゃっくり様胎動
例えば、うちの娘は生後2ヶ月になるまで、授乳の後しょっちゅうしゃっくりをしていた。
しゃっくりは、赤ちゃんが母乳を飲み過ぎた時などになるらしい。
最近は、満腹中枢が形成されてきたのか、飲み過ぎることも減り、頻繁なしゃっくりは解消してきた。

実は、娘はお腹の中にいた時も「しゃっくり胎動」を頻繁にしていた。
「ぴくっぴくっ」という規則的な胎動で、最初に気付いた時は、これは何?と思い、その後も一日に2回くらいの頻度で起こっており、一体何なのだろう、と不思議に思い、ネットで調べてしゃっくりと知る。
ただ、頻度が高かったので、少し心配していた。

ところが産まれてきてから、産院の助産婦さんが驚くほどものすごい勢いで母乳を飲み、飲み続けて、しゃっくりをしている姿を見て、「ああこれだったのか」と納得がいった。
単に食い意地が張っている性格なだけだったか!!心配させおって。
きっと、お腹の中でも羊水を飲みすぎて、しゃっくりを頻繁にやっていたのだろうと思われる。

逆子かと思う頭突き胎動
妊娠中期のまだそこまで胎動が強くない頃から、いつも膀胱のあたりを強く蹴られるような感覚があり、「逆子なのかな?」と思っていた。
一方、膀胱だけでなく、普通に腹部をかなり強く蹴られることもあり、ひっくり返ったのかな、と思っていた。

後期に入ってもその膀胱を蹴られる胎動は続いていたのだが、超音波で見ても逆子ではない。
しかも、腹部を蹴られたと思ったらすぐ、膀胱に刺激が来ることも。
先生に「膀胱を蹴られているときは、逆子なんですかね?」と聞いたら、「う~ん、そんなに早く胎児の位置は変わらないから。頭突きかも?」と言われ、初めてそんなことが有るんだと思った。

生まれてきてみると、娘は首の力が強い子で、生後1週くらいから「ふんっ」とか言いながら、首を持ち上げようとする。
縦抱きしていても、「ふんっ」とか言いながら頭をぶつけてくる。
まさにタイミングと言い、動き方といい、胎動の時膀胱でよく感じていたやつだ。
あれは頭突きだったのか!と納得がいった。心配させおって。
お腹の中でも、この子は「ふんっ」とか言いながら頭突きをしていたのかもしれない。

胎動がなくなる?
それから、ある日元気よく動いていると思ったら、その後1日くらい動かないこともよくあり、これは結構心配した。実際、突然胎動が無くなって、胎児が死亡しているということもあるようなので。
私が徹夜で仕事していた日、胎動がかを感じなくなった時はさすがに心配になり、病院に駆け込んだが、「ちゃんと心拍ありますよ。元気です!」と言われたりした。

産まれてみると、まあ良く寝る子で、生後1週くらいから夜は5,6時間まとまって寝る。
生後2ヶ月経った今でも、 途中授乳はするけれど終わるとすぐにコテッと寝て、連続で12時間くらい寝ることも。
途中、「う~ん」と両手を上にあげて伸びをして起きようとするのを15回位繰り返すが、まだ寝ている。
将来は寝起きの悪い子になるに違いない。

一方、起きている日は、 いつまでも元気でよく動く。夜も寝ない。

日によって気分にムラがある子だったんだなぁ。
胎動にまであらわれるなんて・・・ 
あれは、寝ているだけだったのか!心配させおって。

他にも、腹部を蹴られる連続した強い蹴りはこれだったのか!と思う連続蹴り、両手両足を伸ばすような蹴りなど、胎児時代に思い当たる胎動がある動きをたくさんしている。

というわけで、胎動って産まれた後の動きとそっくりなんだなぁと思う。
本当に様子がおかしい時は病院に行ったら良いと思いますが、上記のようなこともあるので参考までに。
胎動が不安なときは、産まれた後の赤ちゃんの動き方に思いを巡らせて、不安を解消しても良いかもしれません。