Lilacの妊娠・出産・育児ノート

キャリア志向の強い女性や、仕事で既に責任ある立場にあったりする女性向けの妊娠・出産・育児ブログ。 妊娠したときのTips集、キャリアと妊娠・育児を取り巻く論点、女性リーダーシップと子育ての両立、日本と海外の状況比較、今は仕事に没頭中だけどいずれは子供も欲しいと思う若い女性向けのメッセージなど、様々な話題をお届けします

長女2歳、昨年生まれた次女は8ヶ月になります。2回目の産休からは3ヶ月で復帰して、はや4ヶ月が経ちます。最近更新できてませんが、わたしはげんきです。

ヨガのススメ-キャリア女性の体力維持からマタニティ・産後ヨガまで

Fotolia_83908076_XS
Photo credit: Fotolia

今日は近くのヨガスタジオの「産後ヨガ」のクラスに行ってきた。
生後6週以降の赤ちゃんを連れて参加できるヨガで、私は今日で3回めの参加。
もう6kg近い赤ちゃんの抱っこと上げ下ろしで、この一週間で腰痛がひどくなっていたのが、だいぶ和らいだ。

腰痛の解消に

腰痛がひどい、という人にお会いすると、私はいつもヨガを勧めている。
腰痛には色んな原因があるので、一概には言えないが、多くの場合の筋力不足による腰痛には、ヨガが合うと思う。

若いころに筋力があった人ほど、その筋力を前提に体が作られているので、腰痛になる人は多いらしい。
私は小さい頃から水泳をやっており、中学の頃には背筋が250kg近くある筋力の持ち主だった。
が、大学受験の頃に水泳をやめ、筋力、特に脊柱起立筋が落ちたのがきっかけで、腰痛を患うようになった。

これが、ヨガを始めた頃から徐々に治ってきた。ヨガの先生に聞くと、
・脚の裏側の筋肉(ハムストリングス)がストレッチされることで、坐骨神経が引っ張られないようになる
・脊柱起立筋そのものが鍛えられるため、腰椎の負担が減る
・腹筋やインナーマッスルが鍛えられ、脊柱起立筋以外の部分で体重を支えられるようになり、腰に負担がかかりにくくなる
などなど、いくつか理由があるらしい。

ともかく、ヨガのクラスに行ってポーズをひと通りやると、腰痛がラクになるポーズがいくつか出てくる。
普段から、痛くなるたびにそれらのポーズをやるようにすると、筋肉がストレッチされ、必要な筋力がつくようになり、徐々に治ってくる。

なお、中には痛みを悪化させるポーズもあるので、クラスが始まる前に、先生に腰痛だということは必ず伝え、痛くなるようなポーズは避けるのが良い


キャリア女性の体力維持に

ヨガを始めて、腰痛と生理痛が治っただけでなく、どんな時でも心を穏やかにできる方法を知り、体の声を聞く(!)ことで、体のリズムによって変わる自分の体調の管理ができるようになった。

キャリア女性で、男性並みにバリバリ働いている人には、体を壊してしまう人が結構いるように思う。
私の高校・大学の友人にも、会社の後輩たちにも、コンサル業界に入った他社同期にも、激務が原因で、20代後半くらいで体を壊し、仕事を一旦やめた、という女性は割と多い。

ただでさえ、男ばかりの中で女性ひとり、という環境がストレスフルなのに、何日も睡眠不足が続くような環境で、精神的なストレスも多いところで、男性と同じように働いていくのは、体力や精神力に自信があってもかなり大変なことだ。

ヨガの先生で、元々はキャリアウーマンだった、という方によくお会いする。
投資銀行や商社などで男性並みにバリバリ働いていたが、体調を壊してしまい、退職。
アメリカに行ってヨガに出会い、体調がすこぶる良くなったのがきっかけで、ヨガの先生になった、という経歴の持ち主だ。

実際、ヨガを続けていると、体の声を聞く(!)ことが出来るようになる。
と書くと、宗教じみてると思われるかも知れないが(笑)、単純にヨガの呼吸法でゆっくり腹式呼吸をしながら、動かしている体の箇所に意識を集中させることで、その部分の調子がいつもと違わないか、痛みがあったりしないかなどを知ることが出来る、ということだ。

続けているうちに、「ん、今日は腰の筋肉がいつもより張っているぞ」「今日はふくらはぎがむくんでいるぞ」などとわかるので、そういう部分を重点的に動かすことで、元通りにすることが出来る。

また、そうやって体の声を聞くと、自分の体のリズムによる体調の違いがわかる。
生理前にはいつもより体がこわばっており、生理前日には骨盤が硬く「あ、明日からだ」と分かったりする。
月のものが終わってしばらくすると、体の温度が上がりやすくなり、体も柔らかくなる。
体のリズムを自分で感じられるようになってくるので、仕事の時でも、いつは無理をしてよいか、いつは自重したほうが良いか、というのがわかるようになる。

ちなみに、体の声を聞くのはマッサージの効果をあげるときにも役立つ方法。
私はマッサージ師さんに、「こんなに短時間で効果が上がる人に初めて会いました」とよく言われるが、これはマッサージを受けているときにも、ヨガを応用しているからだと思っている。
ヨガの呼吸法で腹式呼吸をすると、マッサージの痛みを逃がしながら、マッサージされている箇所に意識を集中させることで、筋肉のコリを短時間でほぐすことが出来る。

ヨガの呼吸法は、落ち着かない時や、焦っている時などに、心を落ち着かせるためにも役に立つ。
ゆっくりと鼻で息をしながら、20秒くらいかけて腹式呼吸をする。
大切なプレゼンの前のエレベーターの中とか、イラッとしたときなどに、この呼吸法で心を落ち着かせている。

Fotolia_78297472_XS
Photo credit: Fotolia

妊娠前の体を整えるために

女性の体を整える、という意味では、最近は「子宝ヨガ」「妊活ヨガ」など、妊娠しやすくなる体になるためのヨガ教室も増えてきている。
ヨガで心が穏やかになると同時に、骨盤の歪みがなくなり、体調が良くなると、妊娠しやすくなるのだという。

私はこの手のクラスは雰囲気が苦手で受けたことがないのだが、ヨガを続けることで腰痛や生理痛が治ったり、生理が安定して来るようになり、心が穏やかになるのは確かなので、妊娠にも効果があるのかもしれない、と思っている。
高齢にも関わらず、結婚を決めた後すぐに妊娠したのも、ヨガを続けていたせいで体が作られていたのもあったのかもしれない。


ヨガスタジオ・クラスの選び方

さて、どうやってヨガスタジオやクラスを選ぶか。
多くのヨガスタジオは、最初の1,2回はトライアルで安めの料金で受けることが出来、その後は月会費を払うパターンだったり、回数券方式だったり、一回ずつお金を払ってドロップ・インできる形だったりと色々だ。
スタジオの雰囲気の好き嫌いもあるので、まずはトライアルを使って行ってみるのが良い。

ヨガスタジオのスケジュールを見ると、色んな種類のヨガのクラスがあって迷ってしまうが。一番大切なのは先生を選ぶことだと思う。
激しく運動量の多いヨガを好む先生もいれば、ゆったりした瞑想型のヨガを好む先生もいる。
どちらが良いかは、その人の体質(筋肉が多いか少ないか、体が硬いか柔らかいか)にもよるし、先生との相性にもよるし、好みにもよるなので、試行錯誤しながら探すしかない。

私は、適度にストレッチをやり、運動量も多い先生が好き。
余り動かない、無理をしないタイプの先生はすぐに飽きてしまって続けられない。
あとは、痛いストレッチばかりやる先生だと続かない。
これは、私自身に基礎的な筋力があるので、ストレッチもあり運動量が多い方が楽しいということ、でも昔から体がとても硬いので、ストレッチの度合いがきつくて、「そのくらい曲がるのが当たり前でしょ」みたいな感じのスパルタ先生だと、小学校の体育の先生を思い出して嫌になる、という理由。

まずはスケジュールを見ながら、曜日・時間の合う先生のクラスに行ってみて、合わないな、と思ったらすぐに他の先生に変える、という形で探す。
都合の良い時間全て試してみたけど、合う先生に会えなかった、ということもあるので、初めてヨガに通うときは、回数券か、一回ずつお金を払える方式のヨガスタジオに行くのが安全だろう

マタニティヨガ

妊娠中の運動にヨガが良い、というのはよく言われているので、妊娠して初めてヨガを始める人は多いかもしれない。
どんなヨガスタジオにもだいたいマタニティヨガのクラスは用意されているので、ネットで近くのヨガスタジオを2,3軒調べて、トライアルで行ってみると良い。
あとは、産婦人科でもマタニティヨガ教室をやっているところなどがある。

先生によって、動き方が結構違い、激しく動く先生もいれば、ゆっくりとしか動かない先生もいる。
私自信は、動くヨガが好きなので、そういう先生のところに通った。
アメリカ仕込みで「妊娠は病気ではないですから、しっかり動かして体力付けなきゃダメ~。ゆっくりとしか動かさないのは意味ないから」とかいって、結構しっかりと体を動かす先生だった。

通い始める時期は、妊娠16週から、とか、5ヶ月に入ってから、とか先生によって基準が色々である。
切迫流産などの疑いがある人は、ヨガも出来ないので、最初の妊婦検診の時に、かかりつけの先生に聞いて、一応許可をもらうこと。

マタニティヨガ自体は、出産予定日前日まで続けられるが、これも切迫早産とかの疑いがある人は別なので、先生に相談すること。


産後ヨガ

産後に、出産で開いた骨盤を元通りにしたり、なくなった筋力を復活させるにも、ヨガは良いとされている。

私の通っているヨガスタジオは、産後6週目から、赤ちゃん連れで参加できる。
赤ちゃんは、ヨガスタジオのマットや毛布の上に、持参したタオルケットをおき、その上に置いて、その横でヨガをやる。
赤ちゃんがグズってしまったときは、先生があやしてくれたり、場合によっては抱っこしながらヨガのポーズをしたりする。
どうしても泣き止まない時は、自分だけ途中でストップして、授乳したり、オムツ替えをしたりも出来る。

一回目の時は大泣きしてヨガの先生にあやされていた我が子も、今日は一人でアブアブ声を出しながら機嫌よく遊んでいた。

やはり、産後の体はこれまでとは違う、というのがよく分かる。
妊娠中でも普通に出来ていたポーズが、今は筋肉が落ちていて、痛くてできない、というのがたくさんある。
しばらく産後ヨガのクラスを続けて、筋力を回復したい。


私自身はまだ経験していないので書けないけれど、更年期の体調管理にもヨガが役に立つ、と聞いている。
このままヨガを続けていって、10年、15年後には迎えるであろう更年期も乗り切りたい。


以上。
こんな風に、ヨガは、独身でバリバリ働く20代の頃から、妊娠前、マタニティ、産後、そして更年期と女性のライフサイクルの色んなタイミングで、体調管理や体力維持に役立つ、人生にわたって長く続けられる趣味だ。
肩や膝を壊したり、という心配もないし、生理中や妊娠中などでも続けられる。
そして腰痛の解消など、男性にも役に立つと思われる。
まだやったことがない、という方で、上記の状況に当てはまる人は是非是非、始めてみて下さい。 

キャリア女性のイクメン・カジメン育成講座(後篇)

Fotolia_71793580_XS
Photo credit: Fotolia

我が家の娘は、昨晩もギャン泣きでした。
電気を消すと、わんわん泣き始めるので、夫と二人がかりで交互にあやしながら、自分の寝る準備をしたり、赤ちゃんのミルクを準備したり、音楽をかけてあげたり。
結局、添い乳も拒否するくらい泣くので、夫が抱き上げて、しばらくあやしてあげたところ、ようやく寝てくれた。
こんなとき、夫が育児に協力的で本当に良かった、と思う。

というわけで、昨日の「キャリア女性のイクメン・カジメン育成講座(前篇)」の続き記事です。

6. 「察してもらう」を期待しない、やってほしいことは言葉で伝える

妻が夫にイライラするナンバーワンは、「私がこんなに大変なのに、夫が察してくれない!」というものらしい。

妻が家事や育児でバタバタ大変でも、「愛していたら、言わなくても気付いてくれるはず・・・」と思っているので、、夫が手伝わないでテレビを見ていようものなら、「何で助けてくれないのかしら?」とイライラ。

一方の夫は、テレビを見ながら、今日の仕事は大変だったなーと疲れを癒しつつ振り返っているところで、決して妻を無視しているわけでない。
妻は、そんな夫を見ながら、夫の近くでわざとバタバタして気付いてもらおうとしたりして、イライラを募らせる。

妻がようやく口を開いた時には、イライラが頂点に達しているので、いきなりヒステリックに責め口調。
「私だって仕事で忙しいのに、何で私だけXXやってて、あなたは何もやってくれないの!!! 」

最初から「察してもらう」なんて期待は一切持たず、全てを言葉で伝えよう。
ママやパパがイライラすると、子供にもイライラが伝わり、情緒の発達上も余り良くないしね。
相手も「少し休んで疲れが取れたら家事を手伝おう・・」と思っているだけかもしれず、自分が相手の気持ちを「察していない」だけかもしれないから・・

怒る代わりに、「テレビ見てるとこ悪いけど、XXしてくれる?」「私も疲れてるから休みたいんだけど、先にXX終わらせない?」などと言葉で伝える。
そして、伝えるときは、前篇の5に書いた「心は鬼嫁、言葉は良妻」を忘れずに・・・
優しい言葉で伝えれば、多くの男性が「分かった」「気づかなかった、ごめん」と言って、腰を上げてくれるだろう。

「期待して怒らず、言葉で伝える」習慣は、子育てにおいても役に立つはずだ。
子供の人格に感情移入し、期待している母親ほど、「何で私が思っていることと反対のことをするの?」「大変なのに分かってくれないの?」と子供に怒りを露わにしてしまう親が多いという。

「語りかけ育児」の本に詳しいが、親が感情的にならずに、言葉で伝える教育は、忍耐が必要ではあるが、子供の言葉の発達を早めるし、論理的にものを考えるのを促すのに役立つ。
「期待して怒らず、言葉で伝える」は、将来の子育てに向けた練習だと思えば、夫に対しても普通に出来るようになるかも知れない。


7. 責任範囲は明確に

夫にやって欲しいことがある場合、「これは夫の仕事」と決めて、任せてしまう。
これで、妻もいちいち言わなくて良くなるし、心に余裕ができる。
夫も妻の機嫌によってやることが違って、毎日お伺いを立てるよりは、やることが決まっている方がずっと楽だ。

任せる仕事は、皿洗い、お風呂掃除、トイレ掃除、ゴミ捨て、洗濯、など切り出して任せやすい仕事。
本人が料理が好きなら、それを任せるのも良い。
仕事がきまっていると、「この仕事は僕の仕事。これをやれば、妻が喜んでくれる!」と思って取り組みやすい。

責任範囲を明確にしておくと、夫がどんなに帰りが遅くても、仕事で疲れていても、これは自分の責任だから、とやるのが当然のことになってくる。
そうすると、妻も自然と夫に感謝の気持ちを持てるようになる。

我が家は、皿洗いとゴミ捨て、娘の寝かしつけが夫の仕事なのだが、どんなに夜が遅く、朝が早い日でも、ちゃんと自分の責任だから、と頑張ってやっている。
夜中にガチャガチャ皿を洗う音が聞こえたり、眠りながら娘を抱っこしているのを見ていると、感謝の気持ちしか生じない。
たとえ自分が育児と家事で大変な時に、夫が脱いだパンツや靴下がそのへんに落っこちているのを発見しても、愛おしく感じてしまう。

また、育児の中で夫の仕事をつくり、子供にとっての登場回数を増やすことも大切だ
産まれて数ヶ月の間に、子供の人格が形成されるだけでなく、夫が「父親」の自覚をもつのもこの頃だ。
夫が単身赴任でない限り、夫がどんなに忙しい仕事でも、心を鬼にして、夜間や土日に出来る仕事を与えるのは、子供の為でも、夫のためでもある。


8. 一度夫に任せたら、夫のテリトリー。一切口を出さない、入り込まない

産前に「パパママ学級」に行った時、お風呂実習があった。参加者が順番で赤ちゃん人形を沐浴させるのだ。
そこに、夫が実習している横で、妻が文字通り仁王立ちになり、夫が何か間違えるたびに「違う。もう片方の目を拭くのはタオルの違う面でって言われたでしょ?」「何でそうなるの?頭を洗う前に背中洗うんでしょ?」と駄目だししている、若い夫婦がいた。

他人が見ている前で注意するのは余りに可哀相だけど、これは家でも同じ。
一度任せたら、病気や怪我になるリスクがない限り、口出しは一切してはいけない。
多少のことは目をつぶり、褒めてモチベーションを上げること。
「こういうやり方をした方が、効率的なんだけどな・・・」と思っても、別に今言わなくても死ぬわけではない。
後で頃合いを見計らって、うまく伝える。頃合いを見計らううち、伝える必要がなくなることもある。
やるたびに妻のダメ出しが入るようだと、夫はそのうちやる気が無くなってしまうだろう。

これは仕事において人を育てるときも全く同じだと思う。

例えば、私が夫に皿洗いを教えていたころ、お湯をずっと出しっぱなしで長時間洗っているので、「水道代がもったいないなぁ」と思ったが、「お皿洗い初心者だから、まずは割らずに洗えることが大事」と思い、何も言わないでいた。
上達したら言おうかな、と思って見ていると、私とは違うやり方であるが、本人なりに効率化を図っていることがわかり、結局何も言わなかった。
今や、皿洗いは夫の専門分野となった。

育児だと、「そんなことしたら赤ちゃんが病気になる、怪我する」と、その場で口出したくなることもあるだろう。
もちろん抱き方が乱暴で危ない、とか、危険が伴うならその場でやめさせるべき。
でも、多くの場合は妻が夫に口出ししたくなるのは、そんなことではないはず。

また、口出しではなく、環境を整えてあげる、というやり方もある

オムツ交換に5分もかかっていると赤ちゃんが風邪をひく!と思っても、部屋を暖かくしておいてあげればよい。
だいたい、要領が悪くてモタついてる時に、何を言っても意味ないしね。
回数を重ねて、うまくなってもらうしかないので、「どうやったら早く出来るの?」と向こうから聞いてくるまで一切何も言わないほうが良い

あと、任せたらそこは夫のテリトリーなので、勝手に余計なことをしない、というのも大切。

むかし、私はお皿洗い用のスポンジが古かったので、Amazonで新しいのを注文し、古いのは捨てておいた。
すると翌日、皿洗い担当の夫が「あれ、僕の相棒がいない・・」と言いながら古いスポンジをしばらく探していた。
どうやら、新しいスポンジは洗いにくいらしく、古いスポンジを皿洗いの相棒として気に入っていたらしい。

私としては親切のつもりだったのだが、悪いことをしたと思った。


9. 夫の方が得意で頼れる、専門分野をつくってあげる

仕事でもそうだが、人は得意分野が出来て、人からも頼られるようになると、活き活きと仕事する。
家事や育児も同じだ。

ウチでは、娘の寝かしつけが夫の専門分野となっている。
実際、娘は夫の胸の中にいるほうが泣き止むし、おっぱいという伝家の宝刀がないにも関わらず、娘の機嫌を取るのは夫のほうが上手い。
夫も自分のほうが得意だと自覚しているので、私が「泣き止まないよ~」と言っていると、「どれどれ」と起きてきて、抱っこを交代してくれる。
その他、家庭によってはお風呂、オムツ替え、夜間のミルク作りなどがあるだろう。

「全てママが一番、ママじゃないとダメ!」という状態にしてしまうと、辛いのは妻自身。
仕事と同じである。
「ここはパパの方が得意」という部分があると、頼れるので、気持ち的にもラクになるのではないか。

10. 夫が育休を取る、または産後を二人だけで乗り越える経験を持つ

夫がみずから「イクメン・カジメン」になるには、妻がやっている全てを実際に経験するのが良いと思う。
そのためには、夫が長めの育休を取れるのが理想。
妻が仕事に復帰して、仕事をしている間に、家事や育児を経験する。

でも、男性の育休取得率が2%をうろうろしている現在の日本で、稼ぎがあるキャリア女性といえども、夫に育休をとってもらうのはなかなか難しい。

そんな中で、個人的にオススメなのは、出産後に夫に短くても休みをとってもらい、産後の一番大変な時期を夫婦ふたりで乗り越えて、生活を築きあげること。
里帰りをする人は、里帰りから帰った直後がチャンスになると思う。

「里帰りをしない選択」については、賛否両論あると思うので、これはこれでまた書きたいと思うが、ともかく我が家は、私の退院後一週間、夫には有給をとってもらい、二人だけで新生児と一緒の生活のスタートを切った。

子育ては夫婦どちらにとっても初めてのこと。たくさんの難問に直面し、それを二人で解決し、乗り切った。
その経験は、たとえ一週間であっても、夫婦の連帯感を生み、お互いの大変さを理解して、相手を思いやる絆になった。
夫が、今でも育児に関しては「察してくれる」し、自分からどんどんやってくれるのは、この期間があったことが良かったのではないか、と思っている。

以上、夫をイクメン・カジメンに育てるためのノウハウ集でした。
とはいえ私もまだ育成中。
これから、色々と増えたり改定したりもあると思うので、また書きたいと思います。
皆さんのノウハウがあれば、教えてください。

キャリア女性のイクメン・カジメン育成講座(前篇)

Fotolia_57680641_XS
Photo credit: Fotolia

テレビでも時折話題になる「産後クライシス」。産後2年以内に離婚する夫婦は3割、という統計もあり、他人事とは思えない。
その理由が、産後の出産・育児が非常に大変なのに、夫が理解してくれず、家事・育児に非協力的、というもの。
キャリア女性は、自活できる経済力もあるので、そんなことで愛情が冷めたら、即離婚となりかねない。

夫が自ら気付いて、家事・育児スキルを磨いてくれれば素晴らしいが、なかなかそんな人もいない。
だったら、夫がイクメン・カジメンになるように仕向けて、育てればいいんじゃないか。

実は、私の夫は、結婚前まで家事をほとんどやったことがなかった。
一方の私は、料理は好きだし、一人暮らし歴が長いので掃除や洗濯もパパっと出来る。
でも、一緒に生活するとなると別だ。今はいいけど、このままで子供が産まれたりしたら・・・。

というわけで、まだ愛情がある=やる気もある結婚直後から、夫に家事のやり方を教え、自ら家事や育児をやるイクメン・カジメンを育成することに決めた。

1. イクメン・カジメン育成は産前から

夫の家事や育児のサポートが最も必要なのは、出産後である。
ところが、産後すぐは自分の体すらままならず、家事のやり方を教えたりするのは難しい。
だから、産後にやって欲しい家事は、産前に仕込んでおく必要がある。

ここで大切なのが、「妻が夫に不満を持たないようにする」ということだ。
家事は家庭によって流派がある。家事経験のある夫であっても、妻と同じように出来るとは限らない。
産後に、実母ではなく義母が手伝いに来てくれた時に、妻が不満に思いやすいのもこのポイントだという。
もし、流派の違いで不満を持ちそうだったら、自分のやり方をやってもらうよう、お願いするほうが良い。

ウチの場合は、夫は家事経験ほぼゼロなので、流派もなく、飲み込みは早かった。
お皿洗いから始まり、買い物、洗濯、掃除など、毎週ひとつずつクリア。
簡単な料理も、お願いして作ってもらう事もあった。

こうして、出産直後に私が何も出来なかった時期には、家事はほぼ全て夫がやってくれるまでになった。

2. 相手は新人。仕事は細かく工程を切り出し、丁寧に教える

同じ「家事をやったことがない」でも、男性と女性では大きく違う。
昭和生まれの我々の場合、女性であれば、お母さんがやっているのを何となく見ていたりするので、曖昧な指示でも判断できる。
ところが、男性だとお母さんが家事をやっているのを見たことすらない人もおり、普通の指示が通じないことがある。

初仕事をやる新人に対して、「この子は仕事というものをやったことないんだ」と思って、細かく仕事を切り出し、丁寧に指示をだすのと同じように、家事も細かく工程を切り出し、丁寧に教える必要がある。

買い物など、「今日はハンバーグだから、ひき肉買ってきて」などとアバウトにお願いしてはならない。
「牛豚合い挽き、300gくらい買ってきて。もし300gがなければ、2つ合わせて300超えてればいいから」
などと伝えないと、牛ひき肉を100gだけ、とか買ってきたりすることもある。
(そのときは、小さいハンバーグしか出来ないことを身をもって示しても良いが)

細かく工程を切り出すのも重要だ。
例えば、「ゴミ捨てしておいて」と言うだけでは、「ゴミないよ」と言われる事がある。
1) 家中のゴミ箱からゴミ袋をちょこちょこあつめ、大きなゴミ袋にまとめる、2) ゴミ捨て場に捨てに行く、3) ゴミ箱に新しいビニール袋を設置する(これ大事!)という3つの工程がゴミ捨てである、ということをちゃんと切り分けて教える

仕事と同じように教えれば、夫も飲み込みが早いはずだ。
通常やっている仕事よりは単純な作業が多いはずだから。

3. 家事分担は、夫は大きなかたまりを7割、妻は3割

もし、夫と家事を半分ずつ分担、と思っているなら、夫に仕事の7割はやってもらい、妻の自分は3割だけにする、というのが鉄則。
妻には、夫がやっている家事の細かいサポート、という手間のかかる仕事があるからだ。

例えば、掃除をしてくれたけれど、ホコリだらけだったり、ベットメイキングをしてくれたけれど、シーツがシワだらけだったり、洗濯はしてくれるけれど、自分の脱いだ靴下がその辺に落っこちていたり。
そういう時に、「XXさん、こんなところにホコリがたまっているザマスよ」などと冗談めかして忠告しても良いが、最初のうちは余り言いすぎても飲み込めないものだし、やる気を失ってもらっても困る。
でも、このチリのような仕事も山となってくると、こっちが嫌になるので、最初から切り出しやすい大きな塊は7割任せるのである。

これは仕事も同じで、後輩や部下には多めに仕事を任せて、自分は負担を少なくしておき、出来なかったところ、仕上げが必要なところを自分でやる方が、全体として回ることが多い。

4. 心は鬼嫁、言葉は良妻

世の「鬼嫁」と言われる人には、実際には家事も育児も妻がやっているのに、文句が多かったり、口うるさいだけで、そう言われている人が多いのではないかと思う。
男性は、女性と比べると、「ひとに言われる」のが本当に嫌いな人が多い。

むしろ、やって欲しいのと優しい口調でお願いし、ありがとうと感謝をすれば、どんなに疲れていても、家事も育児も頑張る夫は多いのではなかろうか。
心は鬼嫁、言葉は良妻ですよ!
夫が疲れた、土日くらい寝かせてよと言っていても、心は鬼にしてやってもらうべきことはやってもらう。
でも、やってもらったら文句は一切言わず、感謝の言葉だけを口にする良妻となれば良い。
やることをやってもらっていれば、「うちの夫はなにもしないんだから・・・」と腹が立つこともないだろう。

5.  夫のモチベーションは妻の愛情

夫が家事や育児を積極的にやる理由はなにか?
中には、料理が好き、など家事が楽しいという人もいると思うが、多くの夫にとって、最大のモチベーションは、妻の愛情を得ることではないだろうか。

昔、「家事を手伝う、育児を手伝う、なんて気持ちでやっていたらダメだ、もっと主体的にやるべき」という記事を何処かで読んだが、それはなかなか難しい。
私ですら、料理以外の家事は主体的にやるモチベーションはあまりないのに、夫にそれを求めるのは酷だ。
それでも夫が手伝ってくれるのは、妻に愛されたいから。
育児だって、最初から子供に愛情があるから育児をする、というこども好きの男性はともかく、多くは妻が好きだから育児を手伝っているうちに、子供が好きになる、というもんじゃないだろうか、と私は思っている。

だから、家事や育児をやってくれたら、感謝して、ほめて、愛情をたくさんかけてあげよう。
そうしたら、夫は家事や育児にもっとやる気を出すようになる。

後編に続く→キャリア女性のイクメン・カジメン育成講座(後篇)

書評:Tracy Hogg 赤ちゃん語がわかる魔法の育児書

「魔の3週目」という言葉がある。
生後3週目ころから、赤ちゃんがギャンギャンと大声で泣き始めるようになり、また夜中も寝ないで泣き始める、夕方に突然泣き始めるなど、制御不能になる現象をママたちがそう呼んでいる。
産後の体調も回復し、夜間の頻回授乳も減り、漸く睡眠時間が取れるか、と期待していたママたちにとって絶望的になる瞬間だ。

今振り返ると、生後3,4週目ころからは、赤ちゃんに大声で泣くだけの肺活量や、夜中も寝ないで泣くだけの体力がつき始めるから、ああなるのであろう。
一説には、赤ちゃん自身が、心地よかった子宮から、厳しい外界に出てきてしまったことに気づくのがこの頃で、何故自分はこんなところにいるのかと我に返って泣く、という話もある。

ウチの娘にも「魔の3週目」があった。
理由がわからず、とにかくギャンギャンと大声で泣きまくるので、私はひとりでオロオロ途方にくれていた。
おっぱいでもないし、おむつでもない。お腹が痛いのだろうか。一体何なんだ?
何をしても泣き止まない、そして寝ない赤ちゃんを抱っこしてばかりで、何もできずに一日が終わってしまうことも多かった。

そんな頃に読んで救われたのが、このトレーシー・ホッグの育児書だった。
1990年代に発売されて、アメリカではベストセラーになった本だ。
シアーズ博士のベビーブックに並び、アメリカでは育児書の双璧とも言える。


トレーシー・ホッグは、看護師の資格を持ち、ベビーシッター養成や育児相談などを行うプロのベビーシッターであり、この本はその経験を通じて、何千もの赤ちゃんとその親との組み合わせを見てきて書かれた本だ。
他の育児書との違いは、赤ちゃん視点でありながら、「とにかく親がラクになるための方法」を書いていることだ。

親がラクになるために一番大切なのが、「赤ちゃんが何を言いたいのかを理解すること」。
赤ちゃんの仕草や泣き方をよく観察して、本当にしてほしいことを理解し、してあげれば、赤ちゃんも喜ぶし、親も楽になる。
それをしながら、授乳→遊ぶ→寝る→親が自分の時間を取るというリズムを作ってあげることで、赤ちゃんの体調も整って、腹痛などが減ってくるし、親もいつ自分の時間が取れるのか予測できる生活が出来るようになる。

赤ちゃんを育てた経験のない人は、もしくは育てていても、この本でいうところの「エンジェルタイプ」や「育児書タイプ」の赤ちゃんだった人は、そんなことの何が大変なのか、わからないかもしれない。
でも、多くの親は赤ちゃんの声を聞き分けるのが難しいと感じたことがあると思う。
実際、泣いている赤ちゃんを目の前にして、冷静に観察して、理由分析をするなんて難しいのである。

この本が優れているのは、泣き声を聞くと、とっさに行動に出てしまう親は、何故赤ちゃんの泣いている様子を黙って観察する事ができないのかを、親の心理状態にまで入り込んで問題解決をしていることだ。

例えば、赤ちゃんの泣き声を聞くと、おっぱいを赤ちゃんの口に突っ込んで泣き止ませてしまう母親がいる。
彼女は、自分の母親に「泣くのはあなたの育て方が悪いんじゃないの?」と言われたことが原因で、「とにかく泣くのはダメなんだ」と、落ち着いて赤ちゃんの泣く様子を観察することが出来なかったのだという。

赤ちゃんに自分の思いを重ねてしまう親も多いという。
イヴォンヌの赤ちゃんは寝付くときによくぐずります。
「まあ、かわいそうなアダム。一人ぼっちで寂しかったの?怖かったの?」
実は寂しいのはアダムではなく、イヴォンヌの方なのです。彼女の夫はたびに出ることが多いのですが、彼女は一人ぼっちが昔から苦手です。だからほんとうは「かわいそうなアダム」ではなく、「かわいそうなわたし」なのです。

難産だったなど、自分の満足するお産が出来なかった母親は、自信が持てず、赤ちゃんの声をうまく聞き分けることが出来ない事があるという。
でも、難産で悲しいのは自分であって、赤ちゃんはなんとも思っていない。

母親や父親自身に精神的に不安定な要素があると、その気持ちを赤ちゃんに置き換えてしまうことが多く、冷静に子育てできないため、著者はまずは親自身が自分の精神状態を理解し、「それは自分の問題であって、赤ちゃんの問題ではない」と自覚することを説いている。

そして、赤ちゃんが育てにくいのは、親の育て方が悪いのではなく、赤ちゃん自身の性格に由来することが多いこと。他人の赤ちゃんと比較して、育て方に自信をなくすのではなく、赤ちゃんがどのような性格で、何を求めているかをよく観察し、コミュニケーションを取ることが一番大切なことを説く。

こうやって赤ちゃんは、親とは別個の人格で、別個の感情を持つ人間なんだ、ということを自覚すると、この子は何を求めているのか、と冷静に観察して、欲しい物を与えることができるし、子育ても徐々にラクになる。
早い段階から、このように親が子供を別の人格だと自覚し、自分の感情を移入しすぎない子育てが出来るのは、親にとっても、赤ちゃんにとっても良いことではないだろうか。

赤ちゃんが泣くのは、お腹が空いたり、オムツが気持ち悪いだけでなく、「眠い」とか「疲れた」とか、「ゲップが出なくて痛い」、「暑い」、「寒い」、「興奮しすぎた」など、色んな理由があるが、これを頭や顔、舌や手足の動かし方などを含めた「泣き方」で原因を見分ける方法を教えてくれているのも、この本の良い所。
赤ちゃんが泣くたびに、P150~153の見分け方の表を読んで、理由を判定し、ボロボロになる頃には、私も赤ちゃんの泣く理由が7割くらいはわかるようになって、以前よりずっと楽になってきた。

おっぱいは伝家の宝刀、赤ちゃんは泣き止むことが多いのだが、余り使いすぎると親は赤ちゃんに振り回されて何もできなくなるし、そうやってちょこちょこ飲みばかりが続くと、赤ちゃんは栄養が多い後乳を飲めないばかりか、乳糖がたまって腹痛を起こすので何もいいことがない。
泣く理由がわかると、泣くたびにおっぱいを突っ込む必要もなくなり、腹痛などで泣くことも無くなって、徐々にリズムが整ってくる。
おっぱいをあげるのは、他の原因が考えられない本当に最後の手段としか使わなくなるので、授乳間隔があき、一回で量を飲ませられるようになるので、いわゆる「完母」がやりやすくなる。

こうして、わたしも赤ちゃんをあやしながら家事をしたり、ブログを更新したり、ということが普通にできるようになってきた。
(もちろん、出来ない日もある)

そうなるまでには、三歩進んで二歩下がりながら、一ヶ月くらいはかかるのであるが、3冊くらいの育児書を買って、親の生活をとにかくラクにする、という意味で一番役に立ったのはこの本だなぁと思っている。

[私が他に買った育児書]
新編 シアーズ博士夫妻のベビーブック
ウイリアム・シアーズ
主婦の友社
2008-12-18
 
親と離れてベビーベッドで赤ちゃんを寝かせて自立心を育てる育児が当たり前のアメリカで、母乳育児や、添い寝や添い乳、スリングで一日中一緒にいるなどの「アタッチメント育児」を推奨し、ベストセラーになった本。トレーシー・ホッグと両方読むと、バランスが取れるようになると思う。こちらもまたどこかで書評します。


0~4歳 わが子の発達に合わせた1日30分間「語りかけ」育児
サリー ウォード
小学館
2001-06-26

一日30分、赤ちゃんに語りかけ、双方向のコミュニケーションをすることで、子供の精神的な発達を促す本。
この本を読んで、私は赤ちゃんが「ほー」といえば「ほー」と返し、買い物に行っても「これはトマトだよ~」などと赤ちゃんに語りかける変な人になってしまったが、赤ちゃんとコミュニケーションがとれている自信は持てた。これもどこかで書評します 


アラサー・アラフォーおひとりさまキャリア女子に告ぐ6つのこと

Fotolia_72368730_XS
Photo credit: Fotolia

「キャリアが先か、子供が先か」シリーズ(前篇後篇)に、Facebookでかなりのコメントを頂いたが(有難うございます)、その中で「キャリアか子供かを迷う以前にそもそも相手がいないのがネック・・・」というコメントも多数いただいた。

キャリアを積んでいる女性で、結婚相手が見つからないことに悩む人は多い。
古くは男女雇用機会均等法世代の女性がアラフォーになりはじめた2003年、酒井順子の「負け犬の遠吠え」が流行した頃から、結婚しないキャリア女性が目立ち始めた。

私自身、独身生活がかなり長く、仕事や趣味に邁進していたし、今の夫に出会ったのも35歳の時だったから、独身キャリア女性のあり方について思うところは色々ある。

でも、いったん結婚してしまうと、何かイチ抜けた感があり、書きづらい。
しかし、結婚していない頃に書いても、それこそ「負け犬の遠吠え」と思われるだけなので、書きづらい。
どちらにしても書きづらいネタなので、いま書いてしまうことにした。

1. 仕事を頑張っているなら、今はキャリアを作っている時期なので、焦る必要はないと思え

20代の若い時期に「キャリア構築」を意識している人って、どれだけいるんだろうか。
キャリアについて色々書いているが、自分の過去を振り返ると、20代の頃は「キャリア」というものの具体的なイメージがなかったし、築こうという明確な意識もなかったことを思い出す。
仕事をがむしゃらに一生懸命やっているうちに、仕事のスキルとか、経歴とか、人脈など、「キャリア」と呼べる財産が出来た。
それで、「キャリア」が大切なものだと思えるようになり、ちゃんと作っていこうと自覚するようになった。
そういう仕事をただ頑張る時期があって良かったと思っている。

むしろ、キャリアとは、作られてはじめて本人もちゃんと築いていこうと自覚し始めるのかもしれない、と最近思う。
だから、独身で他のことに煩わされずに、仕事に熱中できる時期があることは、キャリア構築には重要なのではないか、と思い始めている。

だから、彼氏を作ったり、婚活をする暇もないほどに、仕事を頑張っているのだとしたら、今はキャリアをしっかり作っている時期なのだと思えばよい。

2. 仕事が忙しくても、 趣味など自分の時間をちゃんと作り、生き生きとした自分でいること

20代なら仕事だけでも良いが、就職して4,5年経って慣れてきたら、自分の時間を持つことをお勧めする。
以前の記事で、どんなに仕事が忙しくても、趣味などの自分の時間をつくることは、その仕事を成功させるためにも大切、と書いた。

家族持ちでも独身でも、自分の時間を確保するのはプロを任じる人の役目-Lilacの妊娠・出産・育児ノート

これは、仕事だけでなく、婚活という側面でも、大切なことだと思う。
趣味であれ、自分の時間を持っているひとは、生き生きして魅力的だし、人としての幅の広さを感じる。

仕事は仕事なので、長いキャリアの中ではうまく行かなくなることもある。
そんな時でも、ちゃんと自分の趣味なり目標をもっているひとは、輝きを持ち続けられる。

3. 自分でちゃんと稼げるキャリア女子のほうが、結婚相手も幅広く選択できる。だからキャリアを積んでいる自分を後悔する必要はない


ネット上には「キャリア女性は結婚の幅が狭まる」みたいなアオリ記事がよくある。
確かに、キャリア女性の周囲の男子には既婚者が多く出会いが少ないし、似た経歴の男性に敬遠された経験があったりすると、「やっぱり・・」と信じてしまうかもしれない。

しかし、論理的に考えれば、稼げる女子のほうが結婚相手を広く選択できるはずだ。
相手が人生の勝負どころにある人(起業や資格、学者や芸術家を目指してるとか)でも、「しばらくは私が稼ぐから、やってみなはれ」と言うこともできるし、まだ若くて収入が少ない人とか、専業主夫希望の人とかを選ぶことも出来る。
「お金はなくても、愛があるの」などと言えるのは、実はキャリア女子の特権ではないだろうか。

もし仮に、無意識的に相手の選択肢を狭めている女子がいたら、それは意識して考えなおした方が良いと思う。
せっかく選択肢の幅が広いのに、もったいないから。

そんな人に出会えない、と思う女子は、恐らく探す場所を間違っている。
自分の身の回り(職場や出身校とか)には、自分と似た経歴の人しか見つからないはずで、学歴や経歴が関係ない趣味の場とか、結婚相談サービスとか、幅広い場所で探したほうが良い。

「自分より学歴/キャリア/収入が高い女性は嫌」という男性は、実際には意外と少ないものだ。
自分はキャリアを積んでいるから、相手が見つからないんだなんてことは思わないでほしい。

4. 子供のタイムリミットが心配な人は、かかりつけの産婦人科医をつくり、定期的に検診に行くこと

このまま結婚せず年をとったら、子供を作ることが出来ないのでは、とただ不安な人は、検査を受けて自分の状態を知ったほうが良い。
現在は未婚でも卵子凍結サービスが利用できる。
やることをやれば、不安は解消して、仕事にも集中できるし、安心して婚活にも臨めるだろう。

日本人は、未婚で「かかりつけの産婦人科医」がいる人が少ないように思う。
未婚でピルを飲んでいる人が少ないこと、以前の記事に書いた「妊産適齢期」についての知識が少ないことが原因かも知れない。
米国留学中、ヨーロッパ人の独身女性の友人たちは、米国でも「かかりつけの産婦人科医」を作っていた。
ピルを処方してもらうだけでなく、不妊に関する検診を受けていた。
当時の私はそういう意識は低く、ただ「すごいな」と思ったが、実は30歳を過ぎてそういう知識がないほうが、遅れていることを後で自覚した。

まず基礎体温をちゃんと測ること。
3ヶ月測ると、安定した規則的な排卵があるかどうかわかり、35歳前ならこれだけでも安心材料が増える。

不妊に関する検査は、いわゆるブライダルチェックにはじまり、血中エストロゲン検査、卵管癒着を調べる造影検査、現在の卵子の数を測定するAMH検査など。

ピルは、不妊につながる病気のリスクを減らすので、将来子供をと考えているなら飲んだほうが良いと、医者の友人によく勧められたが、これもかかりつけの産婦人科で相談すると良い。

卵子凍結は、賛否両論あると思う。
高額で、体の負担も大きいのに、将来受精して妊娠する確率が今はそこまで高くないからだ。
私は、32歳を過ぎた頃から、母がしきりに卵子凍結を勧めるので行ってみたが、当時は未婚で受け入れてくれるクリニックが限られていた。
最近はこれが増えてきている様子なので、「未婚 卵子凍結」などで検索して、病院を探すと良いと思う。

価値観が色々あるので、すべての人に勧めるつもりはないが、ただただ子供ができなくなるのが不安、という人は不安のまま過ごすのではなく、ちゃんとやることはやったほうが良い。

5. 婚活は後悔しないようにちゃんとやる、でも自分にウソをつかない、無理をしないこと

私が「結婚相手を探さなきゃ」と焦っていたのは、時期遅く、33歳の頃だった。
ネットの婚活サービスにも登録し、合コン的なものにも行き、色んな人に「紹介して!」と言っていたが、収穫はなかった。
それで、疲れたのでやめてしまった。

今思うと、婚活ではリーダーシップを取ってしまう女子は嫌われるんじゃないかと思って、おとなしく振舞ってみたり、ブログ書いているなんてことは当然隠し、合コンでは学歴や経歴を黙って、お酒が弱いふりをしてみたり、とまあ色々無理をしていた。
無理の結果に出会った人とお付き合いをしても、相手は「あれこの人、思ったのとイメージ違った」と思われるわけだから、うまくいくはずがないのである。

疲れ果ててもう趣味に生きようと思い、通い始めたワインスクールでは、どんどんリーダーシップを取って企画をつくったり、幹事をやったり、猫をかぶらずやりたいことをやった。
飲み会ではガンガン飲むし、皆がお腹いっぱいでも締めの焼きおにぎりを注文して食べるし、カラオケでは好きな歌を歌って、自由奔放に過ごしていた。
結局、そんな私を1年間見ていた今の夫と結婚した。
お蔭で、結婚しても素の自分のまま、無理せずにいられる事になった。

婚活はちゃんとやったほうが良い。別に結果として相手が見つからなくても、後悔は少ないほうが良い。
それ自体が人生経験になるし、学ぶことも多い。婚活サークルで出会って一生の友人になる人もいる。
でも、結果論かも知れないが、婚活で無理をしても、一生無理をし続けるのは無理なので、素のままでいるほうが良い。
それで好きになってくれる人が少数だったとしても、どうせ一人としか結婚できないのだから、問題はないわけだし。

6. 結婚していても、離婚したり、死別もある。人はすべからく「おひとりさま」になる。だから一人で生きられるようにしておいた方が良い

私はもともと一人で過ごす時間が好きだから、というのもあるが、「おひとりさま」でも居心地よく過ごせる場所をたくさん知っている。
銀座のバーとか、六本木のイタリアンとか、赤坂のワインバーとか。
中にはモツ鍋屋、焼肉屋、など一人では入りにくいと思われる場所まで行きつけにしている。
人と一緒に行くこともあれば、自分一人でも行ける場所がたくさんある。

趣味関連だと、旅行も一人で行くし、スキー場にも一人で行って滑っている次第。

こういう、ひとりの時間を楽しむ、というのは独身時代が長くないとなかなか出来ない、贅沢なことだ。
若くして結婚していると、男女ともに、ひとりだけで過ごす場所や趣味を探すのはなかなか難しいという。

結婚した今でも、離別や死別は起こりうるし、将来ひとりになることはあるかもしれない、と思って過ごしている。
そのほうが相手に依存せずに好きになれるし、いつまでも魅力的な自分でいられると思っている。

独身時代は、おひとりさまを楽しめる大切な時期。
どうせ結婚したって、ひとりになるかもしれず、その練習だと思ってもいい。

人生80年の長い列車には、幸も不幸もいろいろあって、一緒に旅をする仲間は結婚相手だけではなく、友人や兄弟など色々いるし、多少一人旅が長いほうが楽しいこともたくさんあるから。

 [参考]
 
負け犬の遠吠え
酒井 順子
講談社
2003-10-28

この本を読み返すと、この時代は「独身キャリア女性」の対義語は「専業主婦」だったんだな、 と隔世の感が有る。



 
プロフィール
アクセスカウンター
  • 今日:
  • 累計:

メッセージ

名前
メール
本文
最新コメント
Amazonライブリンク
  • ライブドアブログ